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モダンな内装の家を造りたい!モダンテイストを実現するコツをご紹介

家の内装を考える際、シンプルなモダンテイストにしたいという人は多くいらっしゃいます。

モダンテイストのどんな部分がそれほど人を引きつけるのでしょうか。モダンテイストの特徴や種類、モダンな内装を実現するコツなどたっぷりご紹介します。

モダンな内装とは、どんなテイストのこと?

モダン(modern)は英語で「現代的」「近代的」という意味の言葉です。ファッション用語としてよく使われ、最新の流行を取り入れた現代的な雰囲気をいいます。

では、モダンな内装とはどんな雰囲気を指すのでしょうか。モダンテイストを取り入れた家の特徴を見てみましょう。

モダンな内装の家の特徴

モダンな内装の特徴としてまず上げられるのは、都会的なイメージの家具でしょう。モダンテイストの家具の多くは、金属やガラスなど無機質で硬いイメージの素材が使われており、装飾が少なく直線的なシルエットとなっています。

色としては、白や黒といった無彩色がほとんどです。色数が多くなるほど、モダンな印象から離れてしまいます。言い方を変えれば、シンプルなほど都会的・現代的なイメージが強くなります。

「都会」という言葉だけを聞くと、ごちゃごちゃしたイメージを抱く人もいるかもしれません。しかし一般的には、生活感をできる限り感じさせないことが都会的・現代的とされています。

言い換えるなら、自然の造形からかけ離れたほうが都会的・現代的といえるでしょう。自然にできあがったものでなく、人工的に整えられた雰囲気がモダンの特徴ともいえます

シンプルモダンとナチュラルモダン

モダンインテリアといっても、実はさまざまな種類があります。そのベースとなっているのは、シンプルモダンといってよいでしょう。

シンプルモダンはその名の通り、できる限り余分な要素を排除してシンプルにすることで、モダン本来のイメージを研ぎ澄ませたスタイルです

モダン本来のイメージとは「硬い」「冷たい」「無機質」といったものです。家具も無彩色で直線的なものを選ぶことで、生活感のない空間を演出します。

シンプルモダンでは、部屋に設置する家具の数もできる限り少なくします。壁一面にぎっちりと家具が並んでいるより、必要最低限のものだけを置くほうが、より機能的に整えられた印象になるからです。

また、直線的なシルエットの家具は部屋の縦横のラインを強調します。さらに、家具の置かれていない空間があることで、より家具の生み出す縦横のラインが強調され、人工的な印象を強めることにつながります。

モダンスタイルの代表格として、シンプルモダンとともによく名前が上がるのがナチュラルモダンです。ナチュラルモダンは、シンプルモダンをベースに自然素材やアースカラーを取り入れたスタイルです。

自然を感じさせるものを取り入れることで、先鋭化したシンプルモダンのテイストを和らげているともいえるのがナチュラルモダンなのです

「モダンスタイルにしたいけれど、シンプルモダンはあまりにも非人間的な印象で住みにくそう」と感じる方には、ナチュラルモダンがおすすめです。

さまざまなテイストのモダン

モダンな内装といえば、シンプルモダンとナチュラルモダンが代表格といいました。そのほかにも、さまざまなテイストのモダンスタイルがあります。

例えば、近年よく目にするようになった「和モダン」があります。畳や障子など、日本の伝統を感じさせるアイテムを取り入れたモダンスタイルです。和風素材は、ナチュラルモダンとよくマッチするので、ナチュラルモダンの中にポイントとして取り入れられることも多くなっています。

レトロモダンは、懐かしさを感じるような古風なアイテムを取り入れたスタイルです。モダンとは「現代的」を意味する言葉なのに「懐古的」を意味するレトロと結びつくのかと、疑問に思う方もいることでしょう。

実は、モダンスタイルは基本がシンプルなだけに、幅広い要素を受け入れるだけの懐の深さがあります。モダンテイストの中に古い家具をアクセントとして取り入れたり、レコードなどレトロなアイテムを飾ったりすることで、ギャップが楽しめます。

レトロモダンと同じようなスタイルとして、クラシックモダンがあります。クラシックモダンは、伝統的なインテリアとモダンテイストを組み合わせたスタイルです。

例えば、壁や床などの内装はモダンにして、家具はすべてクラシックなものにする、あるいは反対に、クラシックな内装の部屋にモダンな家具を置くなど、クラシックとモダンが半々となるように組み合わせたスタイルといえます。

ミッドセンチュリーモダンは、1940~1960年あたりの20世紀中頃にアメリカで好まれたスタイルです。当時の感覚でいう「現代風」と考えると分かりやすいでしょう。

その頃のアメリカでは、新素材の発明や技術の発達によって、曲線的なデザインや色鮮やかな家具が大量制作できるようになりました。そのためミッドセンチュリーモダンは、曲線を取り入れた明るい色遣いが特徴となっています。

ラグジュアリーモダンは、大理石などの高級感のある素材を用いたスタイルです。イメージとしては、機能的な高級ホテルの部屋を思い浮かべると近いのではないでしょうか。

全体的に広々としていてゆとりがあることも、ラグジュアリーモダンのポイントです。間接照明など照明器具にこだわると、さらに高級感を演出できるでしょう。

モダンなインテリアにするメリット

家を造る際に「モダンな内装にしたい」という方は数多くいらっしゃいます。なぜそんなにモダンスタイルが人気なのかというと、おしゃれに感じられることが大きいでしょう。

さらにモダンスタイルには多くのメリットがあります。ここでは、モダンスタイルの内装にするメリットをご紹介します。

シンプルで流行に左右されにくい

モダンスタイルは、余分な装飾をできる限り排除したシンプルさが特徴です。シンプル故に、どんな家にも合わせやすく、幅広い人に受け入れられやすいのがモダンスタイルです。

流行に左右されにくいのも、モダンスタイルのメリットでしょう。流行のカラーやデザインではないため、時間が経っても古くさく見えてしまうことがありません。

家や家具は気軽に買い換えるものではなく、一度買ったら長く使うことが前提となっています。そのため、流行に左右されにくく飽きのこないモダンスタイルが人気となっているのです。

コストパフォーマンスに優れている

華美な装飾のないモダンスタイルは、コストパフォーマンスにも優れています。凹凸が少ない直線的なデザインの家具のほうが、細かい装飾のある家具よりも簡単な工程で作れるため、安い価格で購入できることでしょう。

装飾の少ないインテリアは、掃除などのメンテナンスの手間もかかりません。そういった手間の意味でも、モダンスタイルはコストパフォーマンスがよいと考えてよいでしょう。

バリエーションが豊富

先ほどご紹介したように、モダンテイストにはさまざまなバリエーションがあります。豊富な選択肢の中から好みに合わせてスタイルを選べるのも、モダンテイストの魅力の一つでしょう

バリエーションが豊富なため、手持ちの家具に合わせたモダンスタイルを選ぶこともできます。手持ちの家具を活かしたモダンスタイルにすれば、費用も抑えられて、手軽にスタイリッシュな内装が実現できます。

モダンな内装にするコツ

実際にモダンな内装にするには、どんな点に注意したらよいのでしょうか。モダンな内装にするコツをいくつかご紹介しましょう。

ベースはなるべくシンプルにする

モダンスタイルの基本は、無駄を省いてシンプルにすることです。特に壁や天井、床といった内装は、家具のもつテイストを強調するためにも、シンプルにしておいたほうがよいでしょう

具体的には、壁や天井は白1色にしておいたほうがよいでしょう。ただし床は汚れやすい部分のため、白はおすすめできません。

シンプルモダンやスタイリッシュモダンなら、床を黒にしてみてはいかがでしょうか。ナチュラルモダンなら、茶系のフローリングでも雰囲気を出すことができます。いずれにしろ、柄や模様のついていない単色でまとめるのがコツです。

凹凸のない直線的なデザインにする

柱や梁などの凹凸のない部屋のほうが、モダンな雰囲気にまとめやすくなります。モダンテイストな内装にしたいなら、設計の段階でなるべく凹凸がないような間取りを心がけましょう。

柱や梁といった凹凸があると、その分だけ部屋に変化が生まれます。すると、無駄な装飾に感じられてしまうのです。

どうしても凹凸ができてしまうのであれば、柱などの陰影が出ないよう、照明に気を配ってみてはいかがでしょうか。また、壁や天井を白1色にしておくと、凹凸も目立たなくなります。

そのほかにも、凹凸となっている柱や梁部分だけを黒、そのほかの壁や天井を白にして、縦横のラインを強調するというテクニックもあります。直線的な縦横のラインが強調されることで、人工的に整えられたスタイリッシュな印象になります。

色数を2~3色に絞る

モダンな印象にしたいならば、部屋全体の色数を絞りましょう。基本的にはベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3色以下に抑えます

ベースカラーは、部屋全体で一番広い面積に使われている色を指します。メインカラーは、部屋のイメージを左右する色です。

メインカラーの面積が広すぎると、印象が強くなりすぎて圧迫感を感じてしまうこともあります。ですから割合としては、ベースカラーが70%、メインカラーが30%と考えておきましょう。

スタイリッシュなモダンスタイルにしたいなら、ベースカラーとメインカラーの両方を、白・グレー・黒などの無彩色でまとめるのがおすすめです。さらにアクラントカラーとして、部屋のごく一部に鮮やかな色を配置すると、センスがよく見えることでしょう。

収納で生活感を隠す

いくらモダンテイストの内装にしても、生活に必要な小物や服が散らかっていては台無しです。収納スペースが少ないと、なかなか部屋が片付かないこともあるでしょう。

モダンテイストの基本のひとつに、生活感を感じさせないということがあります。いつも片付いている部屋を実現するために、設計段階から十分な収納スペースをとっておきましょう。

収納の方法には見せる収納と隠す収納がありますが、すっきりした部屋に見せるには隠す収納がおすすめです。収納スペースの扉も、なるべくシンプルなものを選びましょう。

アイデアを詰め込みすぎない

理想的な家を造る際に「こんな家具を置きたい」「こんな小物を飾りたい」といった希望やアイデアが次々と出てくるかと思います。しかし、採用するかどうかよく考えて取捨選択することが重要です。

アイデアを全部採用すると、自然と部屋に置くアイテムの数が増えてしまいます。すると、次第にゴチャゴチャしてきてモダンから離れてしまいがちです。

モダンな内装にしたいなら、部屋に設置する家具の数も抑えましょう。できるだけ数を絞ったほうが、空間に余裕ができてすっきりした印象になります。

どのモダンスタイルを選ぶにしても、共通するポイントは無駄を省くことです。余裕のある空間にすることで、落ち着いて過ごせるモダンな部屋になることでしょう。

まとめ

多くの人がモダンスタイルの内装に憧れますが、実際にマイホームで実現しようとすると意外に難しいものです。シンプルで飽きが来ないところがモダンスタイルの魅力ですが、どうしたら実現できるのかよく分からないという方もいることでしょう。

モダンスタイルと一口に言っても、さまざまなテイストがあります。モダンスタイルについてよく知ることで、バリエーションの中から希望やライフスタイルに合ったモダンテイストが選べるのではないでしょうか。

タクトホームではこれまでに、さまざまなスタイルの家を提供してきました。その経験から、モダンな内装にするためにはどうしたいらよいのか、実例写真などで分かりやすくご説明します。

内装にお悩みの方は、ぜひ一度タクトホームにご相談ください。

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