ペットのいる住まいでは、爪や噛み癖による室内の傷・汚れに悩まされたり、独特の匂いや騒音問題に苦労したりするケースが少なくありません。しかし、適切な対策を施して問題を解決できれば、大切なペットと快適に暮らすことができます。今回は、犬を飼っている方の住まいのお悩みをランキング形式でご紹介し、その対策方法にも触れていきます。
ランキング1位.室内の傷や汚れ
家のなかでペットを飼っている場合、よく悩まされる問題は室内に傷・汚れがつくことです。
動物は、室内においても各々の習性にもとづき行動を取ります。その行動によっては壁や床面を傷つけ、あるいは部屋を汚してしまうのです。とくに目立つ傷は、爪で壁を引っかいたり柱を噛んだりする爪痕・噛み痕です。
また、犬種にもよりますが、たくさんの毛が抜け落ちることも室内の汚れにつながります。
犬の習性が招く悩みを解消するには、住宅の傷・汚れ対策が欠かせません。近年はペットとの暮らしを快適にする住まいが注目されており、玄関の土間に洗い場を設ける、あるいは風呂場に直行できる導線を意識した間取りの家も増えています。ペットと暮らす家づくりの参考になるでしょう。
ランキング2位.独特の匂いが取れない
家でペットと一緒に暮らすとき、室内の傷・汚れとともに悩みの種となるのが動物特有の匂いです。たとえば、大型犬などが放つ「獣臭」や、糞尿の匂いが挙げられます。必ずしも匂いを放つわけではないものの、場合によっては悪臭となり、室内に充満するのです。
犬の場合、排泄物に悪臭の元となる成分が含まれているとされます。そのため、ペットを室内飼いしていると、犬用トイレから悪臭が広がっていきます。犬の匂い問題は、トイレを掃除したり、匂いの充満を防ぐアイテムを使ったりすることで対策が可能です。
犬特有の匂いがなかなか取れないときは、犬用トイレの位置を変えてみましょう。人間のトイレや洗面室など、リビングから離れた場所に犬用のトイレを設置するのがおすすめです。その他には、部屋の内装に調湿性のある建材が使われていると臭い成分も吸収されやすくなります。
近年はペットとの暮らしを考慮し、匂い・汚れに強い建材を使用したり、玄関などに換気扇が装備されている、また犬用トイレ専用の設置スペースを設けたりする注文住宅が人気です。
ランキング3位.騒音問題
自宅にペットのいる家庭の多くは、室内の傷・汚れや独特の匂いだけでなく、鳴き声の問題にも悩まされています。こうした騒音問題の回避には、あらかじめ住宅に防音措置を施しておくのが効果的です。窓は内窓を設置し、建材は防音性や遮音性の高いタイプを選ぶと室外に音が漏れるのを抑えられます。
というのも、動物はさまざまな状況に合わせ、多彩な鳴き声を使い分けていることで知られています。ペットの場合も、その習性は基本的に変わりません。家で飼っている犬の鳴き声に耳を傾けると、バリエーションが豊富であると分かるでしょう。
ただし、どのような鳴き声が騒音問題につながるか決まっているわけではありません。飼い主が気にならないほどの小さな鳴き声も、家の構造によっては音漏れを防げず、近所迷惑になる可能性があります。
犬と一緒に暮らす注文住宅を建てるなら、室内の傷・汚れや独特の匂いに備えるだけでなく近所に配慮して防音対策しておくこともおすすめします。
まとめ
犬などのペットと暮らす住まいでは、さまざまな習性から生じる室内の傷・汚れや独特の匂い、また鳴き声による騒音問題が悩みどころです。ペットと快適に暮らす住まいづくりは、その道のプロに相談するとよいでしょう。タクトホームでは、ペットとの暮らしを考えた住まいづくりの実績がございます。詳しくはWEBサイトまたは電話よりお問い合わせください。