注文住宅の購入は、希望条件に比例して費用がかさみます。理想の家を実現するためとはいえ、予算オーバーは好ましくありませんよね。そこで、あらかじめ購入費用を抑えるテクニックを覚えておけば、家づくりのコスト節約につながります。今回は、できるだけ注文住宅の出費を抑えたいときに役立つ3つのテクニックをご紹介します。
1.住宅会社を慎重に選ぶ
注文住宅を建てるときに少しでも購入費用を抑えるなら、信頼できる住宅会社と出会うことが予算の節約・コストダウンにつながる第一歩です。
理想の家づくりを考える際には、さまざまな希望・要望があるでしょう。外装デザインにはじまり、部屋の間取りや廊下の広さ、さらに細かい室内設備まで広範囲におよぶものです。
すべての希望条件を満たすとなると、予算オーバーしてしまうことが多くあります。しかしながら、理想とする家づくりへの思いが強ければ、無理をしてでも住宅ローンを組み、形にしたくなるものです。ですが、結果的にローン返済が苦しくなる恐れもあるため、予算を大幅に超えてしまうことはおすすめできません。
予算内で理想的な住まいをつくるにはどうすればいいのかを考えたときに、頼りになる存在がハウスメーカーを含めた住宅会社です。あらかじめ予算を明確にしたうえで、一通りの希望条件を伝えましょう。住宅会社にもよりますが、親身な姿勢でヒアリングし、ベストな住宅設計プランを提案してくれることがあります。
たくさんの希望条件があり出費を抑える必要が生じた際は、その節約・コストダウンの要望に応えられる実績と「余裕のある住宅会社」を選ぶようにしましょう。
2.シンプルでミニマムな家を目指す
注文住宅の購入費用をできるだけ抑えたい場合、最初の設計プランとしてはシンプルでミニマムな家を目指すのがおすすめです。まず、住宅の延べ床面積と建築コストは比例します。いかにして延べ床面積を減らせるかが焦点となるでしょう。
たとえば、総2階建ては、延べ床面積を減らせる代表的なテクニックです。部屋数に強いこだわりがある場合、予算を上乗せして床面積を広げる必要はありません。また床面積が同じであれば、より多くの部屋を設置できます。
屋根の形をシンプルにするのも、コストダウンが見込めるテクニックです。できるだけ派手な意匠は施さず、ポピュラーな切妻タイプなどを採用すると費用の節約につながります。
間取りや内装について、和室はコストのかかりやすい部屋です。仕上げ材が洋室より割高になる可能性が高いため、とくに希望がなければ、和室は設置しなくていいでしょう。
いずれにしても、不必要に条件を制約するのは得策でありません。将来を見据えて広すぎず、狭すぎない家を検討することが大切です。
3.建材・部材選びを工夫する
注文住宅では、建材・部材選びを工夫することも、建築費用の節約につながります。
コストに影響しやすい建材・部材として、壁材が挙げられます。壁は建物全体に占める割合が大きく、工夫次第では予算を節約できるでしょう。たとえば、内壁は塗り壁や板壁でなくクロス(壁紙)での仕上げが定番であり、コストを抑えるのに適しています。
床材も何を選ぶかにより費用が変わってきます。洗面所などの見た目を重視しない場合、ビニール素材を選ぶとコストを抑えられます。子ども部屋は将来的に張り替える可能性が十分にあるため、はじめは安い床材を選んでもよいでしょう。
屋根材は、瓦やスレートから選択可能です。家の外観を左右する重要な要素であり、外壁のデザインなどと合わせてトータルで検討する必要があります。たいてい家全体のプランを決める段階で素材は絞り込まれるため、そこから予算内で選ぶのが妥当といえます。
また、不要なドアは設置せず、特注品はワンポイントで使うくらいにとどめましょう。可能な限り既製品の部材で家をつくるのも、コストダウンが見込めます。
まとめ
注文住宅の購入費用を抑えるなら、まず信頼に足る住宅会社を選ぶことが大切です。家の設計プランはシンプルかつミニマムを目指し、建材・部材選びも工夫するとコストダウンにつながりやすくなります。タクトホーム独自の注文住宅ブランド「グラファーレ」は、コスト節約の要望を反映しやすい「お客様一人ひとりに寄り添った家」です。建築費用などがネックで注文住宅の購入に踏み切れない場合、ぜひ一度当社にお問い合わせください。