新築一戸建て

住宅展示場の見方ってどうすればよいの?見るポイントや事前に準備しておきたいこと

住宅展示場を見に行きたいけど初めてのことで不安が多い、といった方は多いでしょう。

住宅展示場を見るときは事前にしっかり準備をしておくことが大切です。

本記事では、住宅展示場を見るポイントや事前に準備しておくべきことなどをご紹介します。

住宅展示場の種類

住宅展示場とは、ハウスメーカーや工務店のモデルハウスを展示している場所です。

各メーカーが実際の戸建住宅をモデルハウスとして展示しており、家の中に入って見学やメーカーと打ち合わせなどができます

住宅展示場には、大きく次の2種類があります。

  • 総合住宅展示場
  • 単独住宅展示場

総合住宅展示場

総合住宅展示場とは、複数のメーカーがモデルハウスを展示している展示場です。

数十棟の家が並び、複数のメーカーを一度に比較できます

開催場所によっては、住宅公園やハウジングプラザ・ハウジングステーションなどと呼ばれることもあるでしょう。

また、モデルハウスの展示だけでなく、住宅相談会や家づくりに関するイベント・子供向けイベントなども開催されることも多くあります。

複数のメーカーの特徴を実際の家を見ながら比べられるので、メーカー選びの段階で訪れる人も多いものです。

「平屋」「40坪戸建」「省エネ」というようなテーマ別で開催されている展示場もあるので、自分の希望の家に合った展示場を選ぶのも良いでしょう。

ただし、展示場によって出店しているメーカーは異なります。

すでに検討しているメーカーがある場合は、そのメーカーの家が展示場に入っているかをしっかりとチェックすることが大切です。

単独住宅展示場

単独展示場とは、1社のみで運営されている展示場のことです。

1つのメーカーが複数棟展示している展示場や、1棟のみで展示している展示場などがあります。

単独展示場では、より現実的な戸建ての見学が可能です。

複数棟展示している場合では、モデルハウスとは別に打ち合わせなどのスペースが設けられているのが一般的でしょう。

総合住宅展示場の場合、モデルハウス内に各メーカーの打ち合わせスペースなどが設けられるため、実際の家の様子とは異なるケースが多いものです。

単独展示場の中には、実際の街中に建設され、展示後にはそのまま売却されるものも珍しくありません

このように単独展示場では、総合住宅展示場のような華やかさはありませんが、より現実的な家の様子を確認できるというメリットがあります。

ただし、総合住宅展示場のように複数のメーカーの比較はできないため、ある程度メーカーを絞った後に訪れるのがおすすめです。

住宅展示場の見方~見学する際のポイント

住宅展示場を見学すると、家への夢が膨らんでワクワクしてくるものです。

しかし、見て回って楽しい・感心したというだけでは家づくりの参考としては無駄足になりかねません。

住宅展示場を見学する際には、次の3つを意識して見て回るとよいでしょう。

  • 住宅会社の特徴を掴む
  • 広さの感覚を掴む
  • 費用感を掴む

関連記事:住宅展示場見学の注意点とポイントは?後悔しない家作りの参考に!

①  住宅会社の特徴を掴む

メーカーによって家づくりの特徴は異なります。

  • 工法
  • 住宅性能
  • 設備
  • デザイン
  • インテリア
  • こだわりや独自アイデア

上記のようなポイントで、それぞれの家の特徴を掴むことが大切です。

いきなり展示場でメーカーごとの特徴を掴むのは、難しいことでもあります。

出来れば展示場に行く前に気になるメーカーの特徴を確認しておき、それを実際のモデルハウスで再確認するとメーカーごとの違いも分かりやすくなります。

②広さの感覚を掴む

住宅展示場で展示されるモデルハウスは、一般的な住宅より大きく設備などもグレードが高いもので建てられているのが一般的です。

そのことを意識したうえで、希望の間取りや広さの確認をしていきましょう。

気になった広さのリビングなどは担当者に何畳が確認しておくと、実際の家づくりの参考にしやすくなります。

また、家具の置き方によっても広さの感じ方は異なります。

モデルハウスのスペースと設置している家具の数・大きさを見ておくと、後々自分の家の図面でも生活イメージを付けやすくなるでしょう。

実際にモデルハウスの中を歩いて、動線と間取りを確認しておくのもおすすめです

より具体的に広さをチェックしたいなら、メジャー・筆記用具・カメラを用意しておくとよいでしょう。

ただし、カメラでの撮影についてはNGとなっているモデルハウスもあるので、事前に担当者に確認してから撮影するようにしてください。

関連記事:建築面積とは?延床面積や敷地面積との違いを知っておこう

③費用感を掴む

モデルハウスの設備は、基本的にハイグレード・フルオプションというケースが多いものです。

それらの設備を基準に考えると予算オーバーになりやすくなります。

設置されている設備のグレードやオプション・価格帯、標準仕様ではどのようになるのかを確認しておくと、予算計画の際に役立つでしょう。

住宅展示場を見学する前に準備しておきたいこと

住宅展示場の見学を準備なしでしてしまうと、思うように見学できなかった・よくわからなかったということにもなりかねません。

せっかく住宅展示場に行くなら、次のような準備はしておくことをおすすめします。

  • 見学する展示場を決めておく
    • 動きやすい服装にする
    • 質問事項をまとめておく

①見学する展示場を決めておく

展示場ごとに出店しているメーカーは異なります。

希望のメーカーがある展示場かどうかは事前に確認しておくことが大切です。

希望のメーカーが特にない場合は、展示場のテーマなどから見学する展示場を選ぶのがおすすめです。

自分の好みや家づくりの希望に合った展示場を見学すると、理想の家のイメージが付きやすくなるでしょう。

展示場によっては、子ども向けのイベントを開催している場合もあるので、子どもと一緒に出掛けるならイベントの時間もチェックしておくと、子どももより楽しめます。

また、展示場ではすべてのメーカーの話を聞くことは時間的に難しいものです。

家の中の案内や詳しい説明など、通常1社の見学だけでも1時間以上は掛かります。

数多くのメーカーを回りたいところですが、多すぎると情報量が多くてよく覚えていないなどでかえって比較しにくくなる恐れもあります。

とりあえず入ったメーカーで時間が掛かりすぎて、気になっていたメーカーを見る時間がなくなってしまったということにもなりかねません。

あらかじめ気になるメーカーを2~3社に絞っておくと、効率よくメーカーの比較ができるでしょう。

②動きやすい服装にする

数十社のメーカーが揃うような住宅展示場は、敷地の広さもかなりあります。

希望するメーカーの位置によっては、端から端まで歩かないといけない場合もあるでしょう。

家の中の見学にしても階段を上り下りしたり、設備を体験したりと動くことが多いものです。

また、基本的に家の中の見学は土足厳禁という展示場が多く、スリッパなどに履き替えるケースが多くなります。

動きやすい服装や歩きやすい・脱ぎ履きしやすい靴で見学することをおすすめします。

バッグについても、見学しているとパンフレットやイベントの景品などを持ち帰るケースが多いため、大きめのものを持参するとよいでしょう。

②  質問事項をまとめておく

気になっていることをその場で質問しようと思っていても、ついうっかり聞き忘れてしまうことは多いものです。

家づくりについての質問事項は、あらかじめメモなどにまとめておくと聞き忘れを防ぎやすくなります。

何を質問すればいいのかわからないという人は、次のような質問を参考にしてみてください。

  • 自分の予算で建てられる家の目安
  • 実現したい間取りの希望が可能か
  • 気になる設備
  • アフターなどのサービス
  • メーカーのこだわり
  • 住宅ローンや補助金について

複数のメーカーを見学する場合、同じ内容を質問するのもおすすめです。

同じ質問に対してどのような回答をするのか、メーカーごとに確認できるので比較する際に役立つでしょう。

住宅展示場に関するよくある質問

最後に、住宅展示場に関するよくある質問についてみていきましょう。

予約は必要?

予約不要で見学することは可能です。

しかし、スムーズに見学するなら予約しておいた方がよいでしょう。

総合住宅展示場の場合、土日祝は非常に混み合う場合があります

予約なしで見学すると、担当者の説明が受けられない・長時間待たされる恐れがあるものです。

また、単独展示場や1棟のモデルハウスを街中に展示しているようなケースや、他の予約者とかぶった場合などでは、予約なしでは中を見られない可能性もあります。

予約をしておくことで、待ち時間なくゆっくり見学でき、さらに経験豊富な営業担当者が付いてくれることもあります

メーカーによっては予約特典を受けられるケースもあるので、特典についても確認しておくとよいでしょう。

予約する際には、家族人数や予算・希望の家のイメージなども予約入力時に一緒に入力すると希望に合わせた説明を受けやすくなります。

反対に、まだ細かい説明は受けたくない・とりあえず外観や雰囲気だけ見たいといった場合は予約なしで行ってもよいでしょう。

住宅展示場は見学だけすることもできる?

購入予定がなく見学だけでも問題ありません。

実際、購入意思がない状態やイベント目的で住宅展示場を訪れる人は多いです。

メーカー側にとっても、まずは自社を知ってもらう機会でもあるため、見学だけだからと言って断られることはありません。

ただし、少なからず営業を受ける可能性がある点には注意が必要です。

その場やアンケートに記入した電話番号に営業電話が掛かってくるケースは少なくありません。

事前に「見学のみ」「購入予定はまだない」ことを伝えて営業を断る、アンケートの記入をしないなどしておくとよいでしょう。

まとめ

住宅展示場を見るポイントや事前に準備しておきたいことについてお伝えしました。住宅展示場の見学は、住宅購入を考える方にとって最初の一歩となることが多いでしょう。最初でつまずいてしまうことのないよう、本記事の内容を参考に準備を進めていってください。

タクトホームでは関東を中心に各地にショールームがあります。

家づくりを考えている方は、ぜひ一度タクトホームのショールームまで足をお運びください。

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