不動産系のポータルサイトによると、家を新築した後に「自宅の間取りに後悔する」方が散見されます。そもそもなぜ、理想の住まいを建てたのに後悔してしまうのでしょうか。
そこで今回は、あるアンケート調査をもとに後悔しがちな自宅の間取りや、失敗と感じる理由をご説明します。
約6割が自宅の間取りに後悔している
2021年11月、大阪を主な拠点として不動産コンサルティングサポートなどの事業を展開している「株式会社南勝」は、自宅の間取りに関するアンケートを実施しました。調査対象は、本人や家族が建てた築1年から10年の戸建注文住宅に居住中の男女297名。調査会社によると、自宅の間取りに後悔しているとの声が、約6割に達したとのことです。
具体的には、新築した一戸建ての間取りに「後悔した」または「失敗した」と思ったことが「ある」との回答は56.6%でした。この数値をふまえると、回答者の過半数が自宅の間取りに何らかの不満を抱いた経験があるとわかります。
実際に「失敗した」や「後悔した」と思った自宅の間取りのランキングを1位から12位まで示すと、次の通りとなりました。
- 1位:窓の位置(26.8%)
- 2位:狭いバルコニー(17.3%)
- 3位:ウォークインクローゼット(14.9%)
- 4位:リビング階段(14.3%)
- 5位:ウォークスルー型シューズクローク(12.5%)
- 6位:リビングそばのトイレ(11.9%)
- 7位:リビング吹き抜け(9.5%)
- 8位:玄関正面のトイレ(7.1%)
- 8位:広すぎるリビング(7.1%)
- 10位:大開口の窓(6.0%)
- 11位:脱衣所を通るトイレ(4.2%)
- 12位:その他(14.9%)
【出典】「日本地価情報」地価公示・高価格ランキング
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000088951.html
ランキング結果を見る限り、自宅の間取りに対する後悔の思いは、窓・バルコニー・クローゼット・リビング・トイレなど、広範囲におよんでいることがわかります。
窓の位置選びに失敗しやすい理由
上記アンケート調査では、窓の間取りに失敗あるいは後悔したとの回答が26.8%と高い割合を占めました。
家を新築するとき窓の位置選びで失敗しやすい大きな理由は、「どこに設置するか十分に検討しないまま工事を進める」ことです。この他、窓の枚数や機能面に関する問題が挙げられます。
たとえば、太陽の向きや角度を計算せず窓を設置すると、日当たりがよくない、まぶしすぎる、暑いといった失敗を招きます。そして窓の枚数も重要です。多すぎると家の外から室内が見えてしまい、近所の目線が気になるでしょう。人によってはプライバシー保護のため、昼間でもカーテンを閉める事態になりかねません。逆に窓の枚数が少ないと、日が入ってこず、薄暗い空間になりがちです。
窓は機能性も重要です。機能性への配慮を欠くと、断熱・遮熱性能や防犯面に影響が出ます。特に断熱性能の低い窓を選んだ場合、外気の出入りが増え、夏・冬に快適な室内環境を確保するのが難しくなります。さらに、耐久性に問題があると、小さな衝撃でも破損しやすくなります。防犯面の不安は高まる一方です。
人によっては、窓のデザインにもこだわりたいのではないでしょうか。ただ、特殊な形状にすると、掃除しにくくなります。オシャレな見た目に満足していても、日頃のメンテナンスが手間では本末転倒です。また、破損時に交換品が手に入らず、オーダーメイドになると、大きな出費は避けられません。
近年は、性能とデザイン性、双方に優れた新しい窓が登場しています。住まいにおける窓の重要性を考慮すると、新築時にスペックの高い窓を選ぶのがおすすめです。
まとめ
最近のアンケート調査によれば、新築一戸建てなどの自宅の間取りに後悔しているとの声は約6割です。なかでも窓の位置に対する不満は、全体の3割近くを占めています。施工実績の豊富な「タクトホーム」であれば、お客様に後悔させない理想的な住まいをご提案いたします。まずは一度、当社の公式サイトまたはお電話よりご相談ください。