3人家族に最適な間取りは、どのように決めればいいのでしょうか?
家族で過ごす時間も大事にしたいけれど、プライバシーも守りたい。
そんな家族に向けて、家族にとって快適な間取りと広さ、部屋の使い方について解説します。
同じ間取りでも賃貸か購入かによって広さは変わってきますので、賃貸か購入かの判断ポイントについてもお伝えします。
Contents
3人家族に最適な間取りは?
3人家族として一般的に想定されるのは、夫婦に子供一人という家族構成。
2LDKや3LDKの間取りを選択するご家族が多いと考えられます。
賃貸であれば2LDKの間取りの広さは50㎡前後、3LDKの間取りの広さは60㎡前後というのが一般的です。
戸建てであれば、個室やリビングの広さをどの程度確保するかによって異なりますが、80㎡前後が多いのではないでしょうか。
実際にどのような間取りを最適と感じるかは、家族のライフスタイルや考え方によって異なります。
家族同士のコミュニケーションを大切にしたいと考える家族であれば、個室の広さは多少狭くても、リビングが広い間取りを希望するでしょう。
反対に、それぞれのプライバシーも重視したいという意向であれば、個室の数や広さも確保することが必要です。
予算に限りがないのであれば間取りは広いに越したことはないかもしれませんが、ここでは「限られた予算の中で最適な間取りは?」という観点から考えてみたいと思います。
3人家族に最適な間取りの選び方のポイントとは?
3人家族に最適な間取りは、どのような点に注意して選べばよいのでしょうか?
この章では、特に注意すべきポイントについて解説します。
子供部屋はどうする?
3人家族の間取りを考える時、子供部屋を用意するかどうかで必要な部屋数は変わってきます。
小さい子供を遊ばせるのは親の目が届きやすいリビングの方が適していると考えられるので、子供が小さいうちは必ずしも個室は必要ないと考えられます。
しかし、遅くても小学校高学年までには独立した子供部屋を用意する必要があるでしょう。
ですから将来独立の子供部屋が必要になった時に備えて、子供部屋用のスペースは用意しておく必要があります。
それまではおもちゃなどを収納するプレイスペースや書斎として利用してもよいでしょう。
夫婦の寝室
夫婦の寝室を同室にするか別室にするかによっても、必要な部屋数が変わってきます。
当初は同室でよいと考えていても、仕事のサイクルの違いから就寝時間がすれ違うなど、途中から別室にする必要が生じる可能性もあります。
事前にしっかりと意見をすり合わせておくことが大切です。
収納スペース
荷物が多い、もしくは収納スペースが少ないなど、荷物に比べて収納スペースが十分でない時には、一部屋を収納専用の部屋に利用することで、部屋全体がすっきり利用できる場合もあります。
ですから、間取りやどれだけのスペースが必要となるかについては、家族構成だけではなく荷物の多さなども考慮して考えることが大切です。
仕事スペースの確保は必要か?
近年リモートワークで働く人の割合が急速に増えたことから、独立の仕事部屋が必要かどうかも検討対象となります。
「静かな環境で仕事に集中したい」「Web会議などに家族の会話が入らないようにしたい」というような希望があるならば、専用の仕事部屋を確保する必要があると言えるでしょう。
将来設計
3人家族といっても、子供が小さい頃、ある程度成長してから、そして巣立ってからと、ライフステージによって、必要なスペースと役割は変化していきます。
その時々にあった利用の仕方ができるように、将来設計も考慮した間取りを考えておく必要があります。
関連記事:4人家族の間取りのベストは?選び方と1〜4LDKそれぞれの暮らし
快適に暮らすコツは、部屋数よりも広さ
このように考えると三人家族の暮らす間取りとしては、
- 夫婦の部屋1部屋、子供部屋1部屋という2LDK
- 夫婦それぞれの個室として2部屋、子供部屋1部屋という3LDK
- 夫婦の部屋1部屋、子供部屋1部屋、残りを仕事部屋や収納として利用する3LDK
などという使い方が一般的となるでしょう。
これらの中から、家族のスタイルに合った間取りを選択することになります。
ですが、実際には快適に暮らすために、部屋数よりも広さの方が大きく影響することもあります。
4畳半の個室が3つの3LDKと8畳以上の個室が2つの2LDK。
個室の数が欲しい家族にとっては前者が良いと感じるかもしれませんが、狭い個室は使いづらいと感じる家族にとっては後者の方が良いでしょう。
もしくは、個室は狭いけれどリビングが20畳以上ある間取りと、リビングは狭いけれど十分に個室の広さを確保した間取り。
これも家族によって好みが分かれるはずです。
2LDKや3LDKという表現だけでは、どちらが最適かは比べるのは困難と言えるでしょう。
もっとも賃貸マンションなどの場合には、ほぼ画一的な広さや間取りとなっています。
賃貸マンションではどのような家族にも合う間取りとしなくてはならないため、どうしても個性のない無難な間取りとなってしまう傾向があるのです。
ですからその中で自分たちの過ごしやすいように工夫して生活する必要があります。
例えば、広いリビングが欲しいけれどなかなか希望の広さの部屋が見つからなければ、リビングの隣の部屋をリビングと一体にして使うことで広さを確保することができます。
個室の数が必要なのであれば、広めの個室を区切って使える方法を考えることで対応できるかもしれません。
それでも上記のような工夫では対応できないような「こんな間取りだったらいいのに」という希望があるのであれば、希望の間取りで家を建てることを検討してみてもよいかもしれません。
賃貸か購入か、どちらがお得?
賃貸であれば画一的な間取りが多いのに対して、希望の間取りに住みたいのであれば自分で家を建てる方法があります。
では3人家族が最適な間取りで暮らすには、「賃貸か購入か」どちらが良いのかについて考えてみたいと思います。
賃貸と購入の費用は?
3,000万円を金利1%、35年ローンで借り入れた場合の月々の返済額は約8.47万円です。
4,000万円なら、約11.29万円。
もし4,000万円の資金があり、借り入れを利用しないのであれば、
4,000万円÷35年÷12=約9.52万円
となり、月々の負担は約9.52万円ということです。
1,000万円の貯金があり、3,000万円のローンを利用して4,000万円の住宅を購入するなら、
月約8.47万円の負担です。
都心部を除く東京近郊の3LDKの家賃相場は、地域による差が大きいものの、おおよそ10万円前後となっています。
戸建ての場合には土地の値段によって取得費用が大きく変わりますし、賃貸の場合の賃料も立地によって差があるので一概に比べるのは難しいと言えますが、同様の条件であれば購入する方が賃貸より安い価格で住めると考えていいでしょう。
広さは?
「2021年度 フラット35利用者調査」によると、注文住宅の平均面積は123.8㎡、中古戸建の平均面積は113.1㎡となっています。
参考:https://www.jhf.go.jp/files/400361622.pdf
3LDKの賃貸マンションの広さとして60㎡前後と考えると、住宅を購入した場合には、賃貸とほぼ変わらない支払いでかなり広さに余裕のある家に住めることになります。
その他のメリット・デメリットは?
賃貸は住んでいる期間中家賃を支払い続けなくてはなりませんが、戸建てであればローンの支払いが終われば毎月の支払いは不要になり、資産として残ります。
住宅ローンを利用する場合は、住宅ローン控除を利用して税金の優遇を受けることも可能です。
また、キッチンなど賃貸に使われる設備は、住宅を購入した場合に使われている設備と比べてグレードが落ちることが一般的です。
勿論、購入にもデメリットはあります。
賃貸とは異なり、一度家を建ててしまえば簡単には引っ越しができなくなります。
また、住宅には定期的にメンテナンスが必要となるため、維持費がかかります。
一旦ローンを組んでしまえば、途中で家計が苦しくなっても、ローンを支払い続けなくてはなりません。
関連記事:持ち家と賃貸、得をするのはどちら?将来にわたって損をしないために
結局どちらがおすすめ?
このように賃貸にも購入にもメリット・デメリットがありますので、それぞれのライフスタイルやライフプランによって、より適している方を選ぶべきと言えます。
ですが、最適な間取りという観点から考えると、圧倒的に注文住宅の購入に軍配があがるでしょう。
先程も説明したように、2LDKや3LDKと言ってもそれぞれの部屋の広さや配置などによって使い勝手は大きく異なります。
誰にでも合うように作られた間取りは、それぞれの家族にとって最適な間取りとは限りません。
その点注文住宅であれば、自分たち家族のスタイルに合わせてオーダーメイドの間取りが実現できるのです。
注文住宅ならできること
ライフスタイルの変化に応じて、最適な間取りは変化していきます。
現在3人家族であっても、もう一人子供が誕生するかもしれませんし、介護が必要になり夫婦どちらかの親と同居することがあるかもしれません。
そしていつか子供は成長し、巣立っていくでしょう。
どんなに精巧なプランを練っても、家族構成は変化していくのです。
そんな家族の将来の姿まで想定して、フレキシブルに対応できるようなプランを立てられるのも注文住宅の魅力です。
例えば、現在子供が一人なのであれば、子供部屋のスペースを少し広めにとっておき、ドアや収納を2つずつ設けておけば、将来もう一人の子供が生まれた時には、間に壁を作るだけで二部屋に区切ることができます。
子供達が巣立った後はもう一度壁を取り払えば、一部屋を広く使うことができ、親世代の趣味の部屋などとして自由に活用できるでしょう。
今は元気な若い夫婦も、年老いて車椅子での生活が必要になる可能性を考慮して、トイレなどのスペースに余裕を持って作っておくことも必要かもしれません。 このように注文住宅なら、将来ライフスタイルが変化した時にはリフォームがしやすいように予め間取りを考えておくこともできるのです。
注文住宅は高いのか?
もっとも、注文住宅なんてとても手が出ないと考える方もいるでしょう。
そんな方にお勧めしたいのが、タクトホームの提供する住宅ブランド「グラファーレ」です。
「家族が集う、心地よい家」をコンセプトにしているグラファーレは、セレクト住宅、セミオーダー住宅、フリープラン住宅という3つのラインナップから、お好みのプランを選ぶことができます。
セレクト住宅では1,000以上のプランを厳選して用意していますので、きっと家族のライフスタイルに合った間取りが見つかるはずです。
セミオーダー住宅では、セレクト住宅の間取りをカスタマイズして、さらに家族にとって最適なプランに仕上げることができます。
Only ONEの住まい作りをしたいと希望する家族には、専任スタッフがゼロからプランを提案するフリープラン住宅という選択肢もあります。
セレクト住宅で標準仕様となっているのは、多くの家族から人気のある設備や仕様。
それらを大量仕入れすることでコストを削減し、高品質な住まいを手頃な価格で提供することに成功しています。
セミオーダー式では、標準仕様を利用して余裕ができた分の資金を、特にこだわりを持って独自性を追求したい所に力を入れて作るために充てることができます。
フリープラン住宅の場合にも、スケールメリットを生かした適正価格で理想の住まい作りが実現します。
「注文住宅は高いから無理」と諦めてしまう前に、是非一度、タクトホームに相談してみてはいかがでしょうか?
https://www.tacthome.co.jp/order/about/
関連記事:注文住宅の内覧会とは?内覧会の流れや押さえておきたいポイントをご紹介
関連記事:注文住宅を建てるのにかかる費用はどのくらい?費用相場や費用別に建てられる家のイメージなどご紹介
最適な間取りの家で、3人家族の大切な時間を紡いでいこう!
3人家族に最適な間取りについて、様々な角度から解説してきました。
間取りを考える際には、
- 子供部屋
- 夫婦の寝室
- 仕事部屋の確保
- 収納スペース
- 将来設計
などについて考えることがポイントです。
また、3人家族にとって賃貸と購入のどちらが良いのかについても比べてみました。
どちらにもメリットもデメリットもあるので、家族のライフスタイルに合った選択をすることが大切といえます。
とは言え、自分たち家族のスタイルに合ったオーダーメイドの間取りが実現できるという意味では、注文住宅はおすすめの選択肢の一つと言えます。
家族で過ごすかけがえのない日々。
自分たちにとって最適な間取りの家で、大切な時間を紡いでいきたいものですね。