- 家を買うタイミングって、いつが良いんだろう?
- 他の人はどのタイミングで購入したんだろう
- 購入する際に気を付けるべきポイントは?
- ベストタイミング、最高の条件で購入したい!
上記のように考えている人も多いのではないでしょうか?家を買うタイミングは今後のライフプランを左右するほど重要です。
間違った時期に購入すると数百万円を損したり、住宅ローンが払えなくなったりするかもしれません。
しかしタイミングさえ正しく掴めば、最高の条件で家を買うことが可能です。そこで本記事では以下について解説します。
- 家を買うタイミングを判断するポイント
- すでに住宅を買った人の購入タイミング
- 家を購入する場合の決め方と注意点
本記事を読めば、家を買うタイミングがはっきりと見えてくるはずです。
家を買うタイミングを判断するポイント6つ
家を買うタイミングを判断するポイントはたくさんありますが、優先順位が高いものは以下6点が挙げられるでしょう。
- 完済時の年齢から考える
- 住宅ローン金利から考える
- 不動産市場から考える
- 統計データから判断する
- ライフステージから考える
- 暮らしぶりから考える
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてみてください。
完済時の年齢から考える
家を買うタイミングでもっとも重要なのは、完済時の年齢から逆算して考えることです。
住宅を購入する場合はほとんどの方が住宅ローンを利用するでしょう。これをいつ完済するのかあらかじめ計算しておきましょう。
たとえば現在の年齢が30歳であったとします。住宅ローンの最長期間は35年なので、現時点で契約した場合、完済時の年齢は65歳です。つまり定年を迎えるころには住宅ローンの支払いが終わると予見できます。
これなら年金暮らしになってから住宅ローンを返済する必要がなくなるので、老後の暮らしはかなり安定するでしょう。
このように「いつまでに完済したいか」を考えることが、家を買うタイミングを計るうえで重要となります。
関連記事:家を買う年齢をどう考える?平均年齢から年代別のメリット・デメリットまでご紹介
不動産市場の相場変動から考える
不動産市場の相場変動から考えるのも重要です。
住宅の価格は経済の動きや世界情勢・政府方針などによって少しずつ変化するもの。毎年の相場がどのように変動するのかある程度掴むようにしましょう。
といっても、自力でこの点について考えるのは困難なため、全宅連が報告する「不動産市場動向調査」や全日本不動産協会が伝える「不動産市況の見通し」などを参照にするのがおすすめです。不動産関係のニュースを参考にしてもかまいません。
数字を根拠にして、現在その相場やこれからの変動について報告されています。これを確認すれば「今は家を買うのが安いタイミングかどうか」など、重要な悩みどころについて判断することが可能です。
住宅ローン金利から考える
住宅ローン金利から考えることも大切です。
家を買うならほとんどの方が住宅ローンを利用するでしょう。
ここで重要なのは適用される金利です。これが安ければ安いほど、より少ない費用で住宅を取得できます。
住宅ローンの金利は1.5%が平均的。したがって家を買うタイミングとしては、せめてこの平均を下回ったときを狙いましょう。
なお金利は0.1%動くだけで数十万円から数百万円の変動があります。小さな数字に見えるので過小評価しがちですが、実はほんの少しの上下で生涯費用が大きく変わるため、しっかり確認しましょう。
関連記事:住宅ローンの選び方はどうすればいい?5つのポイントをご紹介
購入経験がある人のデータで判断する
家を買うタイミングを判断するなら統計データを参考にするのもよいでしょう。
過去に購入した人たちの状況を再現することで、正しいタイミングをある程度割り出すことが可能です。
ここでは、購入時における年齢・世帯年収・資産状況を国土交通省の「令和3年度住宅市場動向調査」および株式会社エイチームから抜粋して解説します。
<住宅購入時の年齢>
30歳未満 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 平均年齢 | |
注文住宅 | 13.6% | 46.5% | 23.3% | 7.5% | 9.0% | 40歳 |
分譲 マンション | 7.0% | 50.5% | 30.0% | 7.0% | 5.5% | 39.5歳 |
中古住宅 | 11.7% | 27.8% | 31.7% | 16.1% | 11.2% | 43.2歳 |
中古 マンション | 6.6% | 31.7% | 38.8% | 11.5% | 9.3% | 43.6歳 |
参考文献:令和3年度住宅市場動向調査
<住宅購入時の世帯収入>
400万円 未満 | 400万円 〜 600万円 | 600万円 〜 800万円 | 800万円 〜 1,000万円 | 1,000万円 〜 1,200万円 | 1,200万円 〜 1,500万円 | 無回答 | |
注文 住宅 | 10.1% | 24.2% | 31.6% | 19.6 | 7.8% | 7.0% | 0% |
分譲 マンション | 5.0% | 11.5% | 28.0% | 23.0% | 11.0% | 5.5% | 10.0% |
中古住宅 | 14.1% | 25.4% | 19.5% | 12.2% | 11.2% | 11.2% | 17.6% |
中古 マンション | 9.7% | 22.5% | 23.8% | 12.8% | 6.2% | 8.3% | 16.7% |
参考文献:令和3年度住宅市場動向調査
関連記事:家を建てる人の年収の目安は? 無理なくローン返済できる返済比率や方法も解説!
購入時の貯金額については株式会社エイチームによるアンケート結果を引用して紹介します。
<いくら貯金ができたら家を購入したいか?>
100万円未満 | 1.3% |
100万円以上500万円未満 | 3.3% |
500万円以上1,000万円未満 | 12.0% |
1,000万円以上1,500万円未満 | 12.1% |
1,500万円以上 | 24.1% |
わからない・特にない | 47.2% |
参考文献:PRTIMES
過去のデータを参照するとどんなタイミングで購入に踏み切ったのかが見えてきます。
もちろん住宅に対する希望や価値観は多様であって、データどおりに動くのがすべてではありません。しかし上記の情報を知っていれば、たとえば資産がほとんどないのに注文住宅を購入するなど、極端でリスクの高い選択を回避することが可能です。
理想の暮らしやライフステージとの兼ね合いを考えるのはもちろん重要ですが、データを参考にして失敗を避ける考えも持っておきましょう。
ライフステージから考える
ライフステージから購入するタイミングを考えるのも重要です。以下のような場面は、購入に踏み切るよい機会だといえるでしょう。
- 結婚・婚約
- 妊娠・出産
- 子どもの成長
- 転職・転勤
後ほど解説しますが、結婚や妊娠など子どもに関係した理由で家を買う人は多くいます。やはり「できるだけ子育てによい環境を整えたい」という親心は家を買うタイミングに深く関わっているようです。
もし子どもがいたり、妊娠中だったりすれば、ライフステージから考えて家を買うタイミングとして悪くないでしょう。
結婚や就職などを機に家を買う人も少なくありません。結婚して家を買えば新しい生活を心機一転してスタートできます。
家を買うタイミング、購入経験のある人はどうだった?
家を買うタイミングをつかむため、経験がある人は何をきっかけにして購入したか知っておきましょう。この点について興味深いアンケートが実施されていました。
<家を買ったタイミングは?>(n=500、複数回答可)
順列 | タイミング | 回答数 |
1位 | 妊娠・出産 | 122 |
2位 | 子どもの入園、入学 | 79人 |
3位 | 結婚・婚約 | 77人 |
4位 | 購入資金のめどがついた | 21人 |
4位(同率) | 子どもが大きくなった | 21人 |
6位 | いい物件を見つけた | 19人 |
7位 | 賃貸の契約更新 | 18人 |
参考文献:PRTIMES
家を買うタイミングとしてもっとも多く選ばれたのが妊娠・出産。次いで子どもの入園と入学がランクインしています。
4位には「子どもが大きくなった」という理由もあり、親よりも子どもを軸にして判断する傾向がうかがえます。
それぞれの理由について詳しく解説するので、参考にしてください。
妊娠・出産
もっとも多かったのは妊娠・出産を機に家を購入するタイミングです。やはり妊娠中の暮らしや子育てのことを考えると、アパートやマンションでは手狭になりがちな上、車での移動も増えるので、駐車場が必要となることも。さらには子どもの夜泣きによる近所迷惑を考慮した結果、家を買う方向で検討し始めた人もいます。
第一子ではなく第二子、第三子の妊娠・出産がきっかけになることもあります。やはりこの場合も、より広い間取りの家を求めて家を買う方向で検討することが多いようです。
家というのはなかなか購入に向けて動き出しづらいもの。しかし妊娠・出産、つまり子どもの生育環境を整えたいという親心は、持ち家を購入する大きなモチベーションとなります。
子どもの入園・入学
子どもの入園や入学をきっかけに住宅を購入する人も多くいました。特に多いのは「小学校に上がってからの引っ越しはかわいそう」といった意見です。
また子どもの通学負担を気にしたり、評判のよい幼稚園・小学校に通わせたいと考えたり、とにかく子どもの成長を尊重するケースが多々あります。
「送り迎えがしやすいから」「大きな病院の近くなら安心できるから」といった理由もありました。
やはり小学生になってから家を購入して転居するのは、なるべく避けたいところです。入園・入学後の環境に慣れて友達もできたのに、転校させてそこから引き離すのは子どもにとっても幸せなことではないでしょう。
そのように考えれば、子どもの入園・入学前の時期は、家を購入する絶好のタイミングともいえます。
結婚・婚約
結婚するタイミングで家を購入するケースもありました。夫婦での新しい生活が始まりであることを踏まえれば、住む場所も変えるのはある意味自然な流れだといえるでしょう。
結婚してすぐに購入すれば、早めの段階で住宅ローンの支払いを進めることが可能です。そうすると定年前後には支払いが完了し、老後の生活も安定しやすくなります。
そのように考えれば結婚の時期は、家を購入するよいきっかけともいえるでしょう。
子どもが大きくなった
子どもが大きくなったタイミングで家を買うケースもありました。
幼児のころは行動範囲が狭いため、小さな部屋でも問題ありません。しかし、大きく成長するとより動き回るようになり、「もう少し広い場所を」と考えて家を買う人が多くいます。
「室内遊具を設置するスペースが欲しい」「庭で遊ばせてやりたい」といった声もありました。
小学生になる頃には、子ども部屋も必要となるでしょう。スポーツをするなら練習スペースを、という人もいます。
とにかく不自由な思いをさせないように、子どもが大きくなったら家を買うタイミングだと判断する意見が目立ちました。
広い環境で伸び伸びと育てるなら、子どもが大きくなった時点で購入に踏み切るのもひとつです。
よい物件を見つけた
よい物件を見つけたタイミングで購入に踏み切る人も多くいました。
- ずっと住みたかった地域に、理想的な間取りの物件が見つかった
- 将来的に賃貸で貸し出したり、売却したりできそうな物件があった
- 内見をしたときに一目惚れした
- 老後も暮らしやすい条件が整っている
たとえば上記のような理由で、購入に踏み切ったという意見が数多くありました。
家というのは、ある意味早い者勝ちという側面があります。
よい物件が現れたとしても、同じように家を探している人が先に購入を決めてしまうかもしれません。「これだ」という物件があれば、早い段階で内見だけでも済ませておくのがよいでしょう。
賃貸の契約更新
賃貸の契約更新をきっかけに新しい家を買う人もいます。
現在住んでいる物件で契約更新し、その途中で解約すると違約金が発生します。またこのタイミングで契約更新料がかかり、さらには家賃が高くなることも。
そのデメリットを考えれば、賃貸の契約更新時に新しい家を買うのは自然な流れだといえるでしょう。
また契約更新をする際に、「月々家賃を払い続けるなら、持ち家にしたほうがよい」と考える人もいます。その結果将来的には自宅が資産化することにメリットを感じ、一気に新しい家の購入に振り切るケースも少なくないでしょう。
家を買うタイミングの決め方とポイント4つ
実際に家を買うタイミングが来たと思っても、慌ててはいけません。住宅は一生物の買い物なので後悔が残らないように慎重に検討しましょう。
考えるポイントとしては、大きく分けて以下の4つが挙げられます。
- 一戸建てかマンションかを考える
- 新築か中古かを考える
- 暮らしぶりを考える
- ライフステージの変化を予測して決める
住宅の形態や種類について考え、最後に暮らしぶりやライフステージの理想を突き詰めていきましょう。それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
一戸建てかマンションか
まずは一戸建てかマンションかを考えてみましょう。両者には以下のような違いがあります。
メリット | デメリット | |
一戸建て | ・騒音に悩まされるケースが少ない ・管理費や修繕費の支払いがない ・駐車場代を支払う必要がない ・近所付き合いがしやすい ・リフォームする際の自由度が高い ・全方位に窓がつけられるので採光しやすい | ・低層、オートロックが一般的でなくセキュリティがやや弱い ・基本的に階段がある ・すべてにおいて自主管理する必要がある |
マンション | ・管理会社が共用部分を管理清掃する ・オートロックなどであればセキュリティ面で安心できる ・同じマンションの居住者同士で助け合える | ・隣接する部屋の騒音に悩まされることがある ・騒音に注意して暮らす必要がある ・修繕費や管理費の積み立てが必要 ・リフォーム範囲に限界がある |
一戸建てのメリットはとにかく自由度が高いこと。騒音には悩まされづらく、管理費や修繕費の支払いもありません。リフォームの制約がほとんどなく環境を整えやすいのもポイントです。
ただしセキュリティがやや弱いこと、階段があることにはやや不安が残ります。
マンションのメリットは管理会社が共用部分を清掃したり、オートロックだったりと環境が整っているのがポイント。ただし部屋が隣り合っている以上は騒音に気を遣うなど、やや自由が利かない部分もあります。
この点を慎重に比較しながら、一戸建てかマンションか慎重に検討するのがよいでしょう。
関連:マンションか戸建てか?購入価格・資産価値・住み心地~おすすめはどっち?
新築か中古か
続いて新築か中古かを考えてみましょう。これも双方のメリットとでデメリットを解説するので参考にしてください。
メリット | デメリット | |
新築 | ・最新設備が利用できる ・税制面で優遇される ・修繕費がかかりづらい ・誰も使ったことがない | ・価格が高くなる ・物件数が少ない ・青田売りの場合はモデルルームを参照する必要がある |
中古 | ・価格が安い ・管理状況を確認し、将来的な不具合を予測できる ・税金が安くなる ・リノベーションによってキレイになっているケースも | ・設備や内装が古い ・住宅ローンの対象外になる可能性 ・耐震性能が旧基準である可能性 ・修繕コストがかかりやすい |
新築のメリットは、とにかく最新設備が利用できること。また「誰も使ったことがない」というのは、それだけで大きな満足感を得られるポイントです。
また税制面で多数の優遇措置がある、修繕費がかかりづらいなど、意外と経済的に得する側面があります。
一方で価格が高い、物件数が少ないといったデメリットには注意しましょう。
中古の場合はやはり住宅購入にかかる費用を安くおさえられるのがポイントです。新築の住宅と比較すれば数百万円単位で安くなるでしょう。
ただし物件自体が古すぎるとさまざまなトラブルが考えられます。エアコンの効きが悪かったり断熱性が低かったり、暮らしの中で不便を感じる場面があるでしょう。
暮らしぶりを考える
ここまで完済時の年齢から不動産市場、住宅ローンなどの金利などを考えてある程度の方向性や予算が見えてきました。それを踏まえて以下のようなポイントについて検討しましょう。
- 駅や会社、学校にはどれくらい近いか
- 周辺地域の治安はよいか
- 部屋の広さや間取り、部屋数はどの程度欲しいか
- 大きな庭が欲しいか、それとも最低限でよいか
- キッチンやバスルームのグレードはどの程度必要か
- 日当たりにはこだわるか
- ベランダはどの程度の広さを求めるか
先に完済時の年齢や金利、予算などが大枠で掴めていれば、暮らしぶりを追求するなかで無理が生じづらくなります。
もし希望にそぐわない部分があるなら物件を変更したり、予算を拡大したりして対応しましょう。
ライフステージの変化を予測する
将来的なライフステージの変化についても考えておきましょう。
入居してからも少しずつ暮らし方は移り変わっていきます。子どもが独立したり、定年退職を迎えたりしても住み続けられるような家があれば理想的ですよね。
ただし全てをここで決め込む必要はありません。持ち家ならある程度リフォームのチャンスがあります。
「いつ、どの予算で何をリフォームするのか」をある程度考えておけば、将来的に後悔する可能性も低くなるでしょう。
関連:家を買う年齢をどう考える?平均年齢から年代別のメリット・デメリットまでご紹介
家を買うタイミングに関するQ&A
本記事では家を買うタイミングの判断や、その時がきたときに考えることを解説しました。最後に住宅購入の時期やタイミングについてよくある質問を、Q&Aの形式で紹介します。
- 家を購入するのは何月がベスト?
- 占いやスピリチュアルで家を買うタイミングを決めるのはアリか?
- 独身の場合は家を購入する際にどこに気をつければよいか?
- 家を購入するには何ヶ月前から動き始めればよいか?
細かい疑問を感じている人はぜひ参考にしてください。
家を購入するのは何月がベスト?
家を購入するのは基本的に何月でもかまいません。それよりも完済時の年齢や暮らしぶりなどを考えるほうが生涯費用や住環境の観点からいえば重要です。
強いていうなら、住宅の間取りや立地にこだわる場合は入学・就職シーズンである1月から3月か、転勤シーズンである9月から10月を狙いましょう。
この時期は転居する人が多く、空き家になった家が多数市場へ流れます。またこのタイミングを見計らって新しい分譲地や注文住宅の受付がスタートすることもあります。
つまり数多くの物件を候補として数えられるようになり、希望の物件を見つけやすくなります。
一方で同じように考えている人に先回りして購入されたり、買い手が多いことから値引きがむずかしかったりします。
逆に1月から3月と9月から10月以外は、不動産市場が比較的落ち着く時期です。市場に現れる物件数は多くなりませんが、そのぶん値引きが通りやすいなどのメリットがあります。
自身が重視する点と月ごとの市場の状況が噛み合うか、よく考えるとよいでしょう。
占いやスピリチュアルで家を買うタイミングを決めるのはアリか?
家を買うタイミングに悩んでいる人は、占いやスピリチュアルを参考にして最終的に判断する人もいます。
もちろん何を基準にして購入する時期を決めるかは個人の自由です。しかし本記事では、占いやスピリチュアルに頼るのはあまりおすすめしません。
本記事では家を買うタイミングとして不動産市場や統計データを参考して決めるように解説しました。それらを意識すれば価格が安くなったり、リスクのある購入を避けたりすることが可能です。
しかし占いやスピリチュアルには物理的な根拠がないため、間違った選択を誘発する場合があります。家の購入は人生で最も大きな買い物の一つですので、占いの結果よりも根拠のあるデータを参考に検討する方が良いでしょう。
独身の場合は家を購入する際にどこに気をつければよいか?
独身者が家を買うタイミングについて、夫婦で購入する場合と比較して大きな違いはありません。
ただし独身であることを踏まえれば、家を買ううえで以下2点に注意しましょう。
- 今後の結婚や出産を念頭に置くこと
- より安定したキャッシュフローを保つこと
もっとも注意したいのは家を買うタイミングでは独身でも、今後結婚や出産を経験する可能性があることです。つまり夫婦で過ごしたり子どもが遊んだりするスペースを、ある程度確保するのがよいでしょう。
また、より安定したキャッシュフローを保つことも大切です。独身の場合は夫婦で共働きしたり、義実家から支援を受けたりといった手段が取れません。
あくまでも一人で世帯を回していく必要があるため、キャッシュフローの安定感にはじゅうぶん注意しましょう。
家を購入するには何ヶ月前から動き始めればよいか
家を買うために動き出すタイミングは人それぞれですが、少なくとも半年から1年の猶予は欲しいところです。
PRTIMESでは以下のようなアンケート結果が出ています。
<家購入までの検討期間は?>n=500
順列 | 希望する検討期間 | 回答割合 |
1位 | 半年〜1年 | 33.2% |
2位 | 3ヶ月〜半年 | 29.2% |
3位 | 〜3ヶ月 | 16.8% |
4位 | 1年半〜半年 | 10.0% |
5位 | 2年以上 | 6.8% |
6位 | 〜1年半 | 4.0% |
参考文献:PRTIMES
3人に1人が、「半年から1年は検討期間として確保したい」と回答しています。やはり一生に一度の大きな買い物であることを踏まえれば、十分な時間が必要でしょう。
一方、「1ヶ月程度で決める」人がいれば、「2年から3年かけてゆっくり検討する」人もいます。また希望するエリアやグレードなどによっても、かかる時間は左右されるでしょう。
1年前というのは、あくまでも目安として考えてください。
まとめ
本記事では家を買うタイミングについて解説しました。最後に重要なポイントについておさらいしておきましょう。
- 家を買うタイミングを判断するには、まず「完済時の年齢」をチェック
- 住宅ローン金利や不動産市場の相場変動にも注目
- 過去に購入した人たちのデータも参考になる
- 過去のアンケートでは「妊娠・出産」や「入園・入学」など子どもに関係した理由で家を買うケースが多い
- 家を買うタイミングが来たら、一戸建てかマンションか、予算に合わせて考える
- 新築か中古かも重要なポイント
- そのうえで暮らしぶりやライフステージを考え、予算に対して無理のない住まい選びを
家を買うベストなタイミングは人それぞれです。ただし共通して言えるのは、住宅ローンや不動産市場の兼ね合いから考えておかないと生涯費用が大きくなるケースもあるということです。
逆に言えば、ベストなタイミングで家を買うことは、無駄な費用をおさえ、よりよい暮らしを手に入れることに繋がります。ぜひ本記事を参考にして、もっとも経済的で、家族や夫婦が満足できるタイミングで住宅を購入しましょう。
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