お家のお悩み

建売住宅はどうやって選ぶ?賢い選び方をご紹介

注文住宅より手が届きやすい建売住宅は予算が不安な方の強い味方です。しかし、建売住宅は建物によって設備や使いやすさなどが全く異なるため、正しく選ばないと後で思わぬ後悔をしてしまうかもしれません。

そこで、本記事では建売住宅について賢い選び方をご紹介します。

建売住宅でよくある後悔や失敗

建売住宅を購入した方のよくある後悔や失敗をご紹介します。実際に購入する際にはこれらのポイントに気を付けると、失敗しにくくなるでしょう。

日当たりが悪い

宅地は家が密集している場所が多く、人気のエリアでは家がさらに集まるため、満足な日当たりや通風が期待できない場合が多く見られます。では逆に周りに遮蔽物が無ければいいかというとそういう訳でもありません。西日や周囲の建物の反射で、真夏は室内が蒸し風呂のような状態になってしまうケースもあります。

日照時間の最も長い南側をリビングに、東側は朝日が入ってくるのでベッドルームに、西側は日除けの対策をするなど間取りやオプションなどで対策をこうじることが重要です。

また、土地勘のある営業担当者や周辺住民の方に日当たりについて簡単に聞いておくとよりよいでしょう。

立地が不便だった

家を購入する前に場所の下見を行うのが当然ですが、その際に営業担当の車や自家用車で向かうため、実際の便利・不便は分かりにくいものです。

実際に通勤や通学で毎日家と駅を往復してみると、帰宅時間帯の交通の便が悪かったり、家までの道に街灯が少なくて怖かったりといった実際に利用してみて初めて分かる不満を抱くことも少なくありません。

立地を選ぶ際には、実際に電車に乗って行ってみるなど可能な限り日常生活に近い状態でその場所の立地を確認するようにしましょう。また、終電や終バスを逃したらどうするのかといった様々な事態を想定して考えておくことも重要です。

騒音

近隣の家族が週末になると知人を呼んでパーティなどをしているため、週末には騒音があるといった被害や、夜だけ営業している店が近くにあるため夜遅くまでうるさいといった騒音被害が生じるケースも少なくありません。

我慢するというのも一つの選択肢ですがストレスが蓄積されていくと、やがて爆発してしまうことも考えられます。

家を買う前に近くにお店が無いかなどは最低限確認しておくようにしましょう

臭気

見逃しがちですが、実際に生活すると非常に気になるのが臭いの問題です。周りの飲食店の臭いが気になって窓を開けられなくなったり、洗濯物が干せなくなってしまったりという事態になりかねません。

騒音の場合と同様に、近くに飲食店は無いか、また臭いはどうかといった点は確認しておくようにしましょう。

間取りが不便

間取りについてもしっかりと確認するものですが、それでも実際に住んでみると部屋割りが多くて掃除が大変などの不満は感じてしまうものです。

部屋の仕切りや収納スペースは子どもの成長などライフステージの変更にともなって調整・変更できるようになっているのが理想的です。

収納が少ない

収納が少ないのは不便ですが、収納スペースを増やすということはその分間取りを圧迫することになります。

そこで、収納物をリストアップし、季節ごとにしか使わない家電や衣類などを整理し、収納する場所を決めることで、普段出し入れすることができる収納スペースに余裕ができる場合もあります。どうしても収納スペースが足りない場合には棚を作ったり、屋外に倉庫を用意したりするという手もあります。

思っていたよりも狭かった

図面などで見る限りでは十分な広さだと思っていたが、実際に住んでみると狭かったというのもよくある失敗談の一つです。

プロでもない限り図面などから実際の広さをイメージするのは困難です。時間に余裕がある場合には家に近い間取りのモデルルームなどを見て実際の間取りの感覚をつかんでおくとこうした失敗を避けられるでしょう。

住宅の性能に不満がある

湿気がひどかったという不満や、冷暖房の効きが悪いといった住宅の性能に関する不満は実際に住んでみて感じるものが多いです。

同じ高断熱・高気密をうたっていても仕様やスペックによって効果には大きな違いが出てきます。妥協せずに担当に質問し、どういった仕様やスペックのものを選ぶか決めるようにしましょう。

売却価格が低い

新築住宅を建てるときはあまり考えないことですが、子どもたちが独立したので家を売却しようとした際に驚くほど安かったというのはよくある不満の一つです。

住宅を売却する可能性は誰にでもあるものですから、売却しやすい家かどうかというのも考えておくとよいでしょう。

一般的に資産価値が高いのは、人気のエリアであること、建て替える場合に扱いやすい土地の形であること、シンプルでリフォームしやすい間取りであることといった条件が求められます。

こうした条件を満たす物件であるかどうかを意識しておくといざという時に売却価格が低くて困ってしまったという事態を避けることができるでしょう。

安っぽく見えてしまう

契約したときは満足して契約したのに、打ち合わせや竣工などが落ち着いてから改めて見てみるとなんだか安っぽく見えてしまうという不満や、同じような住宅が密集していてオリジナリティが無いといった不満を抱くケースは少なくありません。

こうした失敗を避けるためにはすぐに決めてしまうのではなく、第三者の意見を積極的に聞いたり、じっくり見直す時間を確保したりといった対応をするとよいでしょう。

建売住宅の賢い選び方

建売住宅は物件の数が多く、すべての物件を見るのは不可能です。そこで、ここでは建売住宅の賢い選び方について解説します。

あらかじめ立地を決めておく

建売住宅はとにかく数が多いため、すべてを見ていると時間と労力が膨大なものになってしまいます。そこで、この場所なら購入したいという立地をあらかじめ決めておき、その立地条件に合う建売住宅から選ぶとよいでしょう。なお、候補を絞りすぎると建売住宅が売ってないといった事態になりかねないため、候補地は複数決めておきましょう。

住宅ローンの予算から決める

建売住宅には2000万円台から幅広い価格が用意されているため、価格から選ぼうとするとどれを選んでよいのか分からない方も多いでしょう。そこで、住宅ローンの事前審査を行い、借入限度額を知ったうえでその限度額を予算にどのくらいの家を購入するのか決めるという方法です。

なお、事前審査とは住宅ローンの仮審査の事を意味し、申込者の年収や勤務先から融資の可否と借入限度額を判断することになります。仮審査のため仮審査が通ったからと言って絶対に本審査に通る訳ではありませんが、仮審査に通れば8割前後の確率で本審査に通るため信頼性のあるものといえるでしょう。

こうした仮審査を通じて自身の借入限度額を知ることで住宅ローンの予算に見合った建売住宅を購入することが可能となります。

家族構成にあった間取りの家を選ぶ

建売住宅は完成した状態で販売されているため、家族の人数や構成に合った間取りとなっているか確認することができます。例えば4人家族であれば最低でも4LDKの広さや間取りの家が必要になります。家族の構成や人数にあった物件から選んでいくことで効率よく物件選びが可能となるでしょう。

建売住宅を選ぶ際のチェックポイント・注意点

建売住宅を実際に選ぶ際にはどういった点をチェック・注意すべきでしょうか。ここからはチェックポイントや注意点について解説します。

安価過ぎるものは注意

建売住宅メーカーはたくさんあり常に価格競争を行っています。しかし、安いということはその分建物の仕様やグレードを抑えて原価を圧縮しているということです。安く購入したのはいいものの、すぐに劣化してしまったり、設備が不十分だったりという結果にもなりかねないため、あまりに安価なものには注意するようにしましょう。

標準仕様とオプションを確認する

特に価格の安い建売住宅を選ぶ場合には、そのハウスメーカーの標準仕様を確認するようにしましょう。というのも価格が安い場合には最低限の設備や仕様になっている場合が多いため、生活するうえで不便が無いか暮らしやすい建売住宅になっているかを確認しておかないと後々後悔するかもしれません。気になる点が見つかった場合にはオプション工事で対応できないか確認することも重要です。

アフターフォローは充実しているか確認

アフターフォローがどのくらいの期間でどういった内容に対応しているのかは必ず確認しておくようにしましょう。一般的なアフターフォローの期間は10年間となっています。これを下回るような業者は避ける方が良いでしょう。そのほか、定期点検の有無やアフターフォローが充実しているかもホームページなどで確認するようにしましょう。

業者の実績を確認

施工業者の実績を確認することも重要です。特に過去に建物でトラブルはなかったのか、購入してから不具合があった場合にスムーズに対処してくれるのかといった点はしっかりと確認しておきましょう。

確認に際しては会社のホームページなどが参考になりますが、それ以外にも口コミなども参考になります。内容を確認し、ネガティブな口コミがあれば、どういった内容なのかしっかりと確認しておきましょう。

まとめ

建売住宅は価格が安いものも多く、ついつい価格に目が行きがちです。

しかし、価格が安い住宅は性能が抑えめにされているケースが多く、価格だけで選んでしまうと後で思わぬ後悔をしてしまうかもしれません。

本記事を参考にいくつかの物件を比較・検討してみるとよいでしょう。

タクトホームは注文住宅だけでなく、建売住宅の建築・販売実績も豊富です。

ご相談いただければ、それぞれのライフスタイルに合わせたオプション工事を提供いたしますので、ぜひ一度タクトホームにご相談ください。

タクトブログ編集部
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