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新築の間取りでは半数以上が後悔!よくある失敗を場所ごとに解説

  • 新築の間取りで後悔したくない
  • 間取りを決める際に、どこに気をつければよいかわからない

このように考えている人は多いのではないでしょうか。新築を建てる際に完成図がイメージできず、完成してから「こんなはずではなかった」と後悔するケースが多々あります。

間取りを決める段階で、後々になって困らないかよく考える必要があるでしょう。そこで本記事では以下を解説します。

  • 新築の間取りで後悔した事例
  • あとで後悔してしまう原因
  • 後悔しないための間取りの考え方

新築の間取りで失敗したくない人は、ぜひご参考にしてください。

新築の間取りで後悔している人は半数以上!どこで失敗している?

YouTube不動産」の調べによれば、新築の間取りに後悔を感じる人は56.6%(回答者数:297人)。つまり半数以上が「こうすればよかった」と思う部分を残しています。

そして「後悔がある」と回答した人は、以下の部分に「失敗した、後悔した」と述べました。

(引用:PRTimes

窓はもっとも後悔しやすいポイント。「窓の位置」と「大開口の窓」を合わせて、実に32.8%の人が不満を残しています。

その他バルコニーやリビング、トイレの使い勝手等で納得いかない部分があるようです。

今回は上記アンケートを参考に、新築で特に後悔しやすい部分と、購入する前に確認したい注意点を解説します。

多すぎる、大きすぎる窓

およそ3人に1人が何かしらの不満を残す窓。主に以下の点が後悔するポイントです。

  • 窓が多すぎて外からの視線が気になる
  • 大開口窓の断熱性が低く、夏は暑く、冬は寒くなりやすい

新築を建てるとき、採光や開放感を確保したいと考えます。もちろん、それ自体が悪いわけではありません。

しかし窓が多かったり大きすぎたりすると、その分プライバシーや断熱性の問題が出てきます。

<注意するポイント>

安易に窓を増やしたり、大きくしたりしないようにしましょう。開放感だけではなく、プライバシーなど別の要素を含めて考えるのが大切です。

窓を高い位置に設置したり、より断熱性の高い素材を使ったりすると、窓で後悔するケースは少なくなるでしょう。

広すぎるリビング、階段のあるリビング/注意するポイント

リビングで後悔するパターンはさまざまです。

  • 階段を設置した結果、動線が集中しすぎる
  • 階段から2階に冷暖房が流れる
  • 思ったよりも広くて落ち着かない、一人だと寂しい
  • 吹き抜けを取り入れたせいで、天井に手が届かずメンテナンスしづらい

リビングに階段があったり、吹き抜け構造になったりしていれば、たしかに利便性や解放感を得られます。

しかしデメリットがあることを見落とし、それが後悔に繋がりやすいようです。

<注意するポイント>

リビングに階段を設置した場合、動線が集まったり、冷暖房が2階に流れたりする点を理解しておきましょう。

また、広々としたリビングは不安や寂しさを感じさせることも。

たとえば4人家族なら、18畳から20畳あれば基本的に狭すぎることはありません

うまくライフスタイルをイメージして、適切な広さを考えましょう。

吹き抜けに憧れを持っている人も多いはず。

しかし、吹き抜けを取り入れる際には、天井のメンテナンスについて事前に考えておきましょう。

できれば2階部分から掃除したり、電球を交換したりできるような構造にしたいところですね。

関連記事:リビング階段を作って後悔しないために、知っておきたいメリット・デメリット

トイレの位置が悪い/注意するポイント

考えるのを後回しにしがちなトイレ。しかし実際に住み始めてから、「位置が悪い」と悩むケースは多々あります。

  • リビングから遠くて不便
  • リビングから近すぎて、音が気になる
  • 脱衣所を通らないといけない場所にあり、誰かが入浴中はトイレにいけない
  • 玄関から見える位置にあり、玄関先で来客が話している場合、トイレに行きづらい

トイレの配置も、かなり深く検討する必要がありそうです。

<注意するポイント>

上記の後悔した例を踏まえれば以下のような場所にトイレを設置すれば、大きな問題はなさそうです。

つまりリビングから遠すぎず近すぎず、玄関の正面ではない場所。

そして脱衣所の中に設置しないようにすれば、少なくとも上記のありがちな後悔は避けられるでしょう。

また位置のみならず、広さや壁紙のデザインなどもチェックしておけばより満足できそうです。

狭い、必要のないバルコニー/注意するポイント

バルコニーを設置したものの、使う機会がないと後悔するケースもあります。

最近では乾燥機を使ったり、部屋干しをしたりするケースが増えていることも要因の一部です。

また、バルコニーが狭くてほとんど活用されないといったケースもあります。

<注意するポイント>

乾燥機を日常的に使用するなら、そもそもバルコニーを作らないという方法もあります。

一方で天日干しをするなら、バルコニーはある程度大きめに作りたいところですよね。

後家族が増えれば洗濯物も増えるため、今の段階から広さを確保する必要があります

関連記事:新築戸建てでベランダ・バルコニーは必要?メリット・デメリットや後悔しないポイント

使いこなせない収納スペース/注意するポイント

収納スペースが使いこなせないと後悔するケースも多々あります。たとえば以下のような失敗はありがちです。

  • クローゼットが小さすぎて、大きな物を収納できない
  • ウォークインクローゼットにデッドスペースが生まれる
  • クローゼットや押し入れがあちこちにあり、物の管理が大変

収納スペースは、使ってみないとわからない部分が多々あります。

だからこそ、後悔しやすい場所だと言えます。

<注意するポイント>

収納スペースを設置する際は、ある程度大きなスペースを確保しましょう。

そうすればサイズの大きいものも収納しやすく、使い勝手も向上します。

ある程度数を絞ることで、物の管理もやや楽になるでしょう。

またウォークインクローゼットを設置する場合も2畳以上の広さがおすすめ。

物の配置が自由になり、デッドスペースができづらくなります。

シューズクロークがいらなかった

最近になって注目されるようになったシューズクローク。

しかし匂いがこもったり、面倒臭くなって使わなくなったりしがちです。

またシューズクロークを設置すると玄関が狭くなり、不便になるケースもあります。

<注意するポイント>

そもそもシューズクロークが必要かどうか考えてみましょう。

よく考えれば、広い玄関があったほうが圧倒的に便利かもしれません。

仮にシューズクロークを設置するにしても、本当に使うのかどうか確認するのが大切です。

新築の間取りで後悔しないための考え方と動き方

新築の間取りでは、実に半数以上の人が後悔しています。

少しでも失敗を減らせるように、以下のようなポイントに気を付けておくとよいでしょう。

  • 色々な事例を研究する
  • 適切なハウスメーカーに依頼する 
  • スケジュールには余裕を持つ
  • 予算は厳密に管理する
  • 施行中に確認をする

色々な事例を研究しよう

新築の間取りで後悔しないためには、とにかく色々な事例を研究することが重要です。

上記で紹介したように、「実際に新築を建ててから後悔した」という失敗談は多々あります。

これらを事前に踏まえておけば、「その失敗はこうすれば避けられそうだ」などと判断できます。

特に上記で紹介した窓やリビング、トイレなどは後悔が残りやすいので、たっぷり時間をかけて考えるのがよいでしょう。

もちろんそれ以外の場所でも、後々不便に感じたり手入れが難しくなったりしないか考えるのが大切です。

適切なハウスメーカーに依頼しよう

自分の目的にあったハウスメーカーに依頼するのもポイントです。

たとえば多くの施工経験がある業者なら、「どういう間取りなら、後悔の残らない新築になるか」をよく知っています。

これまでの顧客からのフィードバックを活かし、失敗しないようなサポートが得られるでしょう。

スケジュールには余裕を持とう

新築の間取りで後悔したくないなら、スケジュールには余裕を持ちましょう。

家を建てるタイミングは、結婚や出産などのライフイベントが重なりがちです。

そうすると家について考える時間が確保できず、大慌てで間取りを決めなければならないケースもあります。

契約する前に、じっくりと検討する余裕を持てるようにスケジューリングしましょう

予算は厳密に管理しよう

新築の間取りで後悔を残さないように工夫しつつ、予算も厳密に管理しましょう。

失敗を避けるあまり、あれこれと設備や間取りを組み替えると費用が跳ね上がるケースも。

後悔しないようにするのは大切ですが、予算との兼ね合いもよく考える必要があります。

関連記事:新築がコロナで安くなった?市場の影響や買うタイミングなどを解説

施行中に確認をしよう

新築の間取りで後悔したくないなら、施行中に問題がないか確認するようにしましょう。

図面で確認したときよりも、不便になりそうなポイントが見つかるかもしれません。

その場合、多少の変更であれば業者が対応できる可能性があります。

ただしお願いしたとしても、何から何まで修正できるわけではないので、注意してください。

まとめ

本記事では新築の間取りで後悔が残りやすいポイントを解説しました。

最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。

  • 新築の間取りでは実に56.6%が何らかに後悔している
  • 窓やバルコニー、リビング、トイレは特に失敗しがち
  • それぞれの場所でどのような後悔があるのか、前例から学んで対策するのが大切
  • ハウスメーカー選びやスケジューリングも重要
  • 一方で費用総額が跳ね上がらないように、予算との兼ね合いも考えよう

理想の家を建てるのはなかなか大変で、住んでから後悔するケースが多々あります。

何一つ失敗がない完璧な間取りにするのは難しいかもしれません。

しかし事例を研究するなどして、後悔が残らないように先を見通すことは可能です。

ぜひたっぷりと時間を取って、よりよい新築の間取りが実現できるように工夫してみましょう。

タクトホームの住宅ブランド「グラファーレ」は54,000件以上の施工経験から、ベストな間取りを提案しています。

もし「新築を建てたいがどのような間取りにすればよいかわからない」とお悩みであれば、ぜひ一度タクトホームにご相談ください。

タクトブログ編集部
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