新築一戸建て

引越しでの挨拶回りのマナーと注意点

新しく家を建てるとき、挨拶回りの必要性やマナーに悩んだり、そのまま放置したりする人は意外に少なくありません。結論からいうと、挨拶回りは円満な近所付き合いを実現するために欠かせないマナー・礼節です。新築一戸建て購入時は、必ず挨拶回りを行いましょう。今回は、挨拶回りの最適なタイミングや基本的なマナー、注意点などを解説します。

挨拶回りの最適なタイミングとは?

挨拶回りは「工事着工前」と「引っ越し後」に1回ずつ実施するのが一般的です。

着工前の挨拶回りは必要ないと思われるかもしれませんが、工事中には埃や騒音で周りに迷惑をかける可能性があります。工事中の近隣トラブルを避ける意味で、工事着工前の挨拶回りを怠ってはなりません。

着工前の挨拶回りでは、工事による騒音のお詫びや、今後のお付き合いに向けたコミュニケーションがメインになります。挨拶回りの日程は、地鎮祭の当日がおすすめです。その際、関係者全員で足を運ぶ必要はなく、現場監督が挨拶文と粗品だけ用意したうえで簡単に済ませるのが通例になっています。

引っ越し後は、これからお世話になることを伝えるため、再度挨拶回りを行います。とはいえ、転居手続きや荷物の搬入を済ませる必要があり、引っ越し直後は慌ただしいことでしょう。一通り手続きや搬入作業が終わり、落ち着いてから挨拶回りをするのがおすすめです。

また、訪問する時間帯は配慮しましょう。多くの家庭は朝の通勤・通学時、夕食時は慌ただしく、うっかり訪問すると迷惑をかけるかもしれません。ベストタイミングは、日中あるいは夕食後のあまり遅くない時間帯です。

防犯上の関係から玄関先まで来てもらえない場合、郵便受けにメモを入れておけば問題ありません。初回訪問時に家が留守だった場合、再訪問は2~3回にとどめるのが妥当といわれています。

最近は家庭によって生活リズムが合わないケースも増えていますが、その際は挨拶回りで出勤時間や帰宅時間を知らせておくと後々のトラブル防止につながります。

挨拶回りの注意点とは?

工事着工前や引っ越し後の挨拶回りでは、「どこ(何軒)まで訪問するか」を考える必要があります。結論からいって、「向こう三軒両隣」には必ず足を運びましょう。周りに住宅が密集している場合、裏手の3軒まで含めて挨拶しておけば間違いありません。

転居先で新しいコミュニティに参加することを考えると、挨拶回りは地域・地域住民との良好な関係性を築くうえで有効です。地域住民が自治体を組織しているケースでは、地域の班長や自治会長にも挨拶を済ませたほうが好印象を与えられます。

新居の世帯主は、どれだけ忙しくても必ず挨拶回りするのがマナー。ただ家族と一緒に暮らすなら、できれば世帯主本人だけより家族全員で近所に顔を見せたほうが印象はよくなります。

また、粗品に何を持参するか悩んだ際は、すぐに消費しやすく後々まで形の残らない箱菓子がおすすめです。高価な商品を選ぶと訪問先を困らせることもあり、予算は500~1000円くらいにとどめましょう。

近所への挨拶品につける熨斗紙(のしがみ)は、書き方に注意してください。紙の上半部の表書きには「御挨拶」や「粗品」と記し、下半部の名書きに贈り主の苗字を入れます。水引は、白と赤の紐が蝶結びになっている種類を選ぶのがマナーです。

まとめ

家を新築した際は、工事着工前と引っ越し後の2回にわたり、挨拶回りを済ませるのがマナーです。工事着工前は現場監督が足を運ぶだけで十分ですが、引っ越し後は世帯主が直接挨拶します。

以上、新築一戸建てにおける挨拶回りの基礎知識をご紹介しました。これから新築一戸建ての購入を検討している方は、施工実績が豊富なハウスメーカー「タクトホーム」にぜひ一度ご相談ください。

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