新築一戸建て

新築住宅の付帯工事とは?内容・相場などを徹底解説

  • 付帯工事とはなんだろう
  • 通常の工事と何が違うのか?
  • 付帯工事にはいくらかかるのか?
  • どうやったら費用をおさえられるのか?

このように考えている人は多いでしょう。

付帯工事は新築住宅には欠かせないもので、思ったよりも費用がかかりがちな部分です。

本記事では付帯工事がどういうものか、どうすれば安くおさえられるかを詳しく解説します。

付帯工事とは?

付帯工事とは、「住宅の建築に間接的に関わる工事」を指します。

そもそも新築住宅を建てるには、それにかかる「本体工事」が必要です。

しかし、建物を建てただけでは居住できる環境にはなりません。

住宅としての機能を持たせるため、たとえばインフラ整備などを実施するのが「付帯工事」にあたります。

具体的な工事内容

付帯工事の具体的な内容として、例えば以下が挙げられます。

  • 給排水工事:給水・排水にかかわる配管を通す
  • 電気工事:電線を引き込んだり、エアコンや照明器具を設置したりする
  • 外構工事・造園工事:ガレージや門など「庭先」を造る
  • 造成工事:本来は宅地ではない土地を宅地にする
  • ガス工事:ガス管を引き込んだり、メーターを設置したりする
  • カーテン工事:窓周りにカーテンを設置する
  • 地盤改良工事:地盤に問題があった場合にそれを改善する

基本的に「建物」そのもの以外に関わる工事は、すべて付帯工事の対象と考えて問題ありません。

工事にかかる費用相場

付帯工事にかかる費用は、住宅ごとでさまざまです。ただ相場としては、全費用の20〜25%と考えましょう。

つまり新築住宅を4,000万円で購入したなら、800万円から1,000万円が付帯工事にかかる費用目安となります。

付帯工事にかかる費用を安くする3つのポイント

「どうにかして付帯工事にかかる費用を安くしたい」と考えている人も多いでしょう。

インフラなど重要部分に関する工事も含まれるので、安易なコストカットは避けるべきですが、それでも以下の方法で費用を抑えることは可能です。

  • 複数業者から見積もりを取る
  • 自力でできることは自分でやる
  • 業者と交渉する

それぞれ詳しく解説するのでご参考にしてください。

複数業者から見積もりを取る

最もやりやすいのが、複数業者から見積もりを取る、いわゆる「相見積もり」です。複数の見積書を見比べれば、最も安い業者へ依頼できるようになります。

ただし安い業者が最善であるとは限りません。やや費用が高くても、付帯工事が高品質であるケースもあり、どこに依頼すべきか自身の希望次第になる部分があります。

このあたりは業者にヒアリングしつつ全体のバランスを見て、どの業者に依頼するか考えるようにしましょう。

自力でできることは自分でやる

また、「自力でできることは自分でやる」という手段も考えられます。

外注している部分を自分でやれば、当然ながら費用は抑えられます

といっても給排水やガスなど、インフラに関する部分を自力で解決するのは困難です。個人でできる範囲では以下が挙げられるでしょう。

  • 外構・造園工事:庭の手入れを自分で実施する。あるいは運搬できそうなものは自分で運ぶ
  • カーテン工事:自分でカーテンレールを設置したり、カーテンをつけたりする
  • 電気工事の一部:可能であれば自分で照明器具を買ってきて取り付ける

特に外構工事では、細かい手入れや運搬などは、できるだけ自分でやるとよいでしょう

またタイルを張ったり、砂利を敷いたりといった簡単な工事も、多少知識があれば可能です。

スキルに自信がある人は、こういったところで付帯工事費用をおさえられないか考えてみましょう。

関連記事:新築の外構工事の流れや費用、種類は?おしゃれな成功事例も解説

業者と交渉する

やや難易度は高いですが、業者と交渉して費用を下げる方法もあります。これなら手間をかけずとも、費用を抑えることが可能です。

業者とどの程度の信頼関係を結べているかにもよりますが、良好な関係なら、多少の値下げであれば通る可能性はあります。

交渉の余地がありそうなら、やってみるとよいでしょう。

また見積もり時点ではいったん高めの金額を提示している可能性もあります。そのまま鵜呑みにすると損をするかもしれないので、それを避けるためにも交渉してみるのがよいでしょう。

付帯工事に関するよくある質問

本記事では付帯工事の内容やかかる費用、そして安く抑える方法に関して解説しました。

最後によくある質問に回答します。

付帯工事が終わったあとで後悔しないためには?

付帯工事が終わったあとで、「こんなはずではなかった」と後悔するケースが多々あります。多くの場合、外構や造園部分の利便性に関して不満が残るようです。

後悔しないためには、以下の点を意識しておくとよいでしょう。

  • 生活動線を意識する
  • 将来的な手入れの手間も考える

最も重要なのは生活動線を意識すること。生活動線とはつまり、「普段の暮らしでよく通る経路」と考えましょう。

つまり生活動線には物を置かない、あるいは道幅を大きく取るなどの工夫が考えられます。

将来的な手入れの手間も考えましょう。たとえば植栽を大量に配置すると、後々で水やりや剪定などによる作業負担が増大します。

できるだけ手入れの手間がかからないように意識してみましょう。

関連記事:子育てしやすい間取りとは? おすすめの間取りやレイアウトのポイントを紹介

ネットワーク回線も付帯工事?

ネットワーク回線も付帯工事です。

一般的には「電気工事」に分類されます。

工事費用が高くなるのはなぜ?

工事費用が高くなる要因として、以下2点が挙げられます。

  • 見積書で高めの金額を提示されている
  • そもそも付帯工事費がかかりやすい土地である

まず、見積書で高めの金額が提示されているケースです。これに関しては相見積もりや値段交渉などが有効です。

うまくやれば、相手から値引きしてきたり、交渉が通ったりすることもあります。

また付帯工事費がかかりやすい土地であるケースも。たとえば地盤のコンディションが悪かったり、配管を通すのがむずかしい場所だったりするかもしれません。

もし土地を購入する前段階であれば、付帯工事を実施するうえで大きな問題がないか、確認しておくのがおすすめです

関連記事:土地造成とは?造成工事の種類や流れ・費用など解説

DIYでも付帯工事はやれる?

DIYでも付帯工事を実施することは可能です。たとえば植栽を持ち込んだり、タイルを張ったりするのは、ある程度のスキルがあれば問題なく行えるでしょう。

ただし、ガスや電気などに関する付帯工事に関してはDIYを行うべきではありません。インフラに関わる部分の工事には、専門的な技術と十分な安全配慮が必要です。

付帯工事の一部をDIYするにしても、外構や庭園を整える程度にとどめましょう。

まとめ

本記事では付帯工事に関して詳しく解説しました。最後に重要なポイントをおさらいしましょう。

  • 付帯工事とは、建物を作る「本体工事」とは別に、建物の機能を備えるために行われる工事のこと
  • 具体例として給排水や電気、ガス、外構(庭園)に関する工事が挙げられる
  • 付帯工事の費用は、総費用の20%〜25%が相場だと考えて問題ない
  • 付帯工事の費用を抑えるには、相見積もりしたり、自力でできることは自分でやったりするのが有効
  • 工事後に後悔しないためには、信頼できる業者を探したり、動線や手入れなど、「今後の暮らし」について考えたりするのが重要

付帯工事は、住宅の機能を保全するうえで欠かせない工事です。特に給排水や電気などに関する部分は欠かせません。

一方で付帯工事には数十万から数百万円単位の費用がかかります。当然ながらコストカットするのが重要です。

本記事を参考に、工事にかかる費用をおさえられないか検討してみましょう。

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