新築一戸建て

新築住宅の間取りはリビングが超重要?リビングの広さや階段・吹き抜けについて解説

なポイントが多く存在します。本記事では、特にリビングの広さやリビングの階段、リビングに吹き抜けを設置すべきかなどいくつかのポイントに分けてご紹介。新築住宅の間取りを考えている方は、ぜひ本記事の内容を参考になさってください。

新築住宅の間取りはリビングを中心に考えるのがおすすめ

リビングは家族が集まり長時間過ごす大切な場所です。

家族が日常的に過ごすだけでなく時にはお客様も出入りする家の主役ともいえる場所でもあります。

そのため、家づくりではリビングが非常に重要なポイントになるのです。

快適に過ごせるリビングがあれば、家全体の満足度向上にもつながります。

反対に、使い勝手の悪いリビングでは、日々の生活で少しずつストレスが溜まっていってしまう恐れもあるでしょう。

「おしゃれなリビングにしたい!」という方も多いものです。

もちろん見た目のおしゃれさも重要ですが、快適に過ごせるかどうかも重要になります。

快適に過ごせる空間を目指すうえでポイントとなるのが、家事動線と生活導線です。

家事動線とは、洗濯や掃除・炊事と言った家事をするうえでの動線であり、生活全般の動線が生活導線となります。

リビングは食事をしたり、くつろいだりと家族が集まる場所です。

家族が集まった場所から、トイレやお風呂・各部屋と言った生活導線が整っていないと、ちょっとした家の移動がストレスになりかねません。

また、リビングからキッチン・洗濯所などの家事動線が整っていなかったり生活導線とかぶっていると、家族の行き来で混雑したり家事の効率が悪くなったりするものです。

新築住宅の間取りを決めるうえでは、家族が過ごす中心となるリビングを起点として動線を考えておくと、快適な家を作りやすくなるでしょう。

リビングを広くするメリット・デメリット

「リビングはとにかく広い方がいい!」そう憧れを持っている方も多いでしょう。

しかし、現実には床面積や予算の都合で広いリビングにできない場合もあります。

とはいえ、リビングの広さは必ずしも広い方がいいというわけではありません。

適切な広さのリビングであれば、広くなくても居心地よく過ごすことが可能です。

反対に、リビングが広くてもリビングで快適に過ごせない、他の部屋が狭くなったなどでは家の居心地が悪くなる恐れもあります。

広いことにもデメリットがあるので、メリット・デメリットを踏まえたうえで「どう過ごしたいか」が重要になってくるのです。

リビングの広さはどのくらいがいい?

一般的に一戸建ての場合、LDKの目安は16~20畳と言われています。

20畳もあれば、大きめの家具・家電を設置し家族4人で過ごしても余裕がある間取りが可能です。

とはいえ、リビングの適切な広さは、敷地面積や家族の人数・過ごす目的によって異なります。

特に家族の人数を無視してリビングの広さを決めると、家族が揃った時に狭く感じてしまうので注意しましょう。

家族の人数によってソファやテーブルの大きさも変わってくるものです。

今は人数が少なくても将来増える予定がある場合は、小さい子どもが成長した時まで考慮してスペースを検討するようにしましょう

また、置く家具によっても広さの感じ方は異なります。

一般的なリビングには、ソファ・テーブル・テレビが置かれることが多いでしょう。

家庭によっては、収納やピアノ・趣味の物、キッチンが近ければ食器棚を置く場合もあります。

どのような家具を置く予定なのかも含めて広さを検討することが大切です。

関連記事:4人家族の間取りのベストは?選び方と1〜4LDKそれぞれの暮らし

メリット

リビングを広くするメリットには、次のようなことが挙げられます。

  • 開放感がある
  • 動線がスムーズ
  • ライフスタイルの変化に対応しやすい
  • 来客対応しやすい

広いリビングは開放感がありのんびり過ごすことが可能です。

大きな窓や天窓を設けることで、部屋全体を明るくすることもできるでしょう。

また、家族が集まってもスペースに余裕があるので動線が混雑せずにスムーズに行きます。

将来子どもが増えた・成長したといった場合でも、家具の配置を変えるなど対応もしやすいものです。

近年は、新型コロナウイルスの影響でリモートワークをする人が増え、子どもの学習スタイルも子ども部屋ではなくリビング学習という人も増えています。

広いリビングであれば、仕事や勉強などのワークスペースを兼ねることも可能です。

関連記事:テレワークに便利!注文住宅におけるワークスペースのメリット・デメリットやレイアウトを

デメリット

広いリビングのデメリットとしては、次のようなことが挙げられます。

  • 冷暖房効率が悪い
  • 掃除が大変
  • 他の部屋のスペースが狭くなる
  • リビングの広さに合わせると家具・家電が高額になる
  • 外から見えやすい

リビングが広ければそれだけ冷暖房の利きが悪くなり、光熱費が嵩む原因になりかねません

また、掃除も大変になり来客に生活感が丸見えになる場合もあるでしょう。

敷地には限りがあるので、リビングを広くすればその分書斎など他の部屋を狭くする必要があるものです。

とはいえ、近年は書籍も紙ではなく電子書籍を持つ人が多くなっているので、書斎の必要性があまりなく寝室を小さくする人も増えています。

子どものリビング学習を取り入れることやタブレットなどによって書籍類が少なくなっていることから子ども部屋を小さくする傾向もあるので、その分リビングに割くことを検討しても良いでしょう。

家具家電は、部屋のスペースに応じたものを設置しようとすると、大型になり価格も高くなる恐れがあります。

広いリビングに大きな窓は開放感がありますが、外からも良く見えてしまうので窓の位置や大きさ・フェンスの設置など視界を遮る工夫が必要でしょう

リビング階段にするメリット・デメリット

近年増えてきている間取りに、リビング階段があります。

リビング階段とは、「リビングイン階段」とも呼ばれリビングの中に階段を設ける間取りのことです。

また、リビング経由で廊下を通って階段に行く場合もリビング階段と呼ばれる場合もあります。

メリット

リビング階段のメリットとしては、次のようなことが挙げられます。

  • 家族とコミュニケーションの機会が増える
  • リビングの収納を増やせる
  • リビングに独特の演出ができる
  • リビングから各部屋の移動がしやすい

リビング階段があることで、2階の自室に行く場合は必ずリビングを通る必要があります。

今まで主流の玄関ホールに階段がある場合、帰宅してから誰にも会わずに2階の部屋に行くことも可能です。

リビング階段にすることで、家族の出入りを把握しやすくなり、帰ってきた子どもに声をかけやすくなります

顔を合わす機会も増えることから、日常的にコミュニケーションをとる機会を増やすことにつながるでしょう。

また、階段下を収納にすることでリビングの収納を増やすことも可能です。

収納だけでなく、階段の踊り場を子どもの学習スペースやちょっとした作業スペースとして活用することもできるでしょう。

また、広いリビングにハイセンスな階段があれば、部屋全体のおしゃれさを演出するアクセントにもなります。

デメリット

デメリットとしては、次のようなことが挙げられます。

  • リビングのスペースが狭くなる
  • お客様に2階や出入りをみられる
  • 冷暖房効率が悪くなる
  • 小さい子どもが階段を上り下りしてしまう

階段を設置する分、リビングのスペースを取ります。

スケルトン階段などでは下に収納を設けることができず、収納スペースを別に確保しなければならないため、より狭く感じてしまう場合もあるでしょう。

来客をリビングに通した場合、リビングから2階の様子や家族の出入りが丸見えになってしまう恐れもあるので、清掃などには注意が必要です。

冷暖房も2階に流れてしまい光熱費が嵩む原因になりかねないため、家全体の断熱性を上げるなどの工夫が必要になります。

とはいえ、近年の新築住宅は断熱性能や省エネ性能が優れている住宅も多く、リビングに階段を設置したからと言って寒さを感じることは少ないでしょう

また、赤ちゃんや小さい子どもをリビングで遊ばせていると、そのまま階段で遊び始めて転落してしまう危険性もあります。

子どもが小さいうちは、ベビーゲートなどで勝手に階段に入らないよう安全対策をしっかりしておきましょう。

リビングに吹き抜けを設けるメリット・デメリット

リビング階段と一緒に検討したいのが、リビングに吹き抜けを設ける間取りです。

リビングに吹き抜けを設ける場合は、リビングの一角を吹き抜けにするパターンとリビング全体を吹き抜けにするパターンがあります。

リビングの吹き抜けはおすすめ?

リビングの吹き抜けは、開放感を演出できおしゃれでもあるため人気の高い間取りです。

特に、リビング階段とも相性がいいので、一緒に導入を検討する人も増えています。

吹き抜けにすると寒さが気になるのではという人もいるでしょう。

しかし、リビング階段同様、近年の住宅は断熱性が向上しているので、しっかりと対策することで暑さ・寒さも気にならず快適に過ごすことが可能です。

ただし、リビングに吹き抜けを設けて後悔したという声もあるので、デメリットまでしっかりと理解したうえで検討する必要があります。

以下では、リビングの吹き抜けのメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

メリットとして、次のようなことが挙げられます。

  • 部屋が明るくなる
  • 開放感がある
  • 家族とのコミュニケーションが取れる
  • 建築費用を抑えられる場合がある

吹き抜けに高窓を設けることで、太陽の光が上から部屋全体に届きます

1階と2階が一体化するので、縦に空間が伸び解放感や広さを演出することも可能です。

また、1階と2階が完全に分離されないので、1階と2階でのコミュニケーションも取りやすいというメリットもあります。

建築会社によっては、2階の床面積が減ることで床材などが抑えられ、建築費を削減できる場合もあるでしょう。

ただし、足場の設置などで逆にプラスになってしまう場合もあるので、建築会社に確認する必要があります。

関連記事:高窓とは?間取りに高窓を取り入れるメリット・デメリットや具体的な事例をご紹介

デメリット

デメリットとしては、次のようなことが挙げられます。

  • 生活音や臭いが伝わる
  • 冷暖房効率が落ちる
  • 掃除や照明替えが大変

1階と2階が分離されないので、それぞれの階での生活音や臭いが伝わりやすくなります。

2階の部屋での生活音や1階での食事の臭いがそれぞれの階に伝わることでストレスを感じてしまう場合もあるでしょう。

また、家の断熱性能によっては冷暖房効率が悪くなってしまう点にも注意が必要です。

吹き抜けの照明や高窓があると、掃除や照明が切れた時の交換が大変です。

日常的な清掃やメンテナンスについても理解したうえで検討するようにしましょう。

まとめ

新築住宅のリビングに関して、話題になることが多い広さや階段、吹き抜けについて、それぞれの概要やメリット・デメリットをご紹介しました。一般的な住宅において、リビングは間取り全体の中心となることが多く、間取りを考える際にリビングから考えることも多いでしょう。新築住宅の建築を考えている方は、本記事の内容を参考になさってください。

タクトホームは創業から40年、累計59,000棟超の分譲をしているなど、さまざまな住宅を提供してきており、住む人の要望に合ったプランを提案することが可能です。

住宅においてリビングは非常に重要な部分で、住宅の印象を大きく左右するものだといえるでしょう。

新築住宅において、どのようなリビングにすればよいか迷っているという方は、ぜひ一度タクトホームまでご相談してみてはいかがでしょうか。

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